久保田茂

久保田 茂について

久保田茂（くぼた つとむ、1959年11月23日生まれ）は、NHKで長年活躍したアナウンサーです。彼は岩手県立宮古高等学校を卒業後、札幌大学外国語学部英語学科に進学し、1982年にNHKに入局しました。以来、彼は主に北海道内の放送局で勤務し、多くの視聴者に愛されるキャスターとしてその名を馳せました。

職務経歴

久保田は2006年に札幌局へ異動し、以降、釧路局と札幌局で合計23年の任期を務めました。2019年にアナウンサーを退いた後は、NHK財団札幌支局にて視聴者センターの担当部長として活動を続けています。彼の放送キャリアは多岐にわたり、特にスポーツ中継や地域情報番組での存在感が際立っています。

スポーツ中継の担い手

大相撲中継や冬季のスポーツ中継において、久保田は数々の実況をこなし、特に注目されたのは1998年の長野冬季オリンピックでした。この際、彼はスキージャンプの実況を担当し、記憶に残るフレーズ『大ジャンプだ!』を発し、多くの視聴者の心に刻みました。彼が実況を務めた競技は冬季スポーツを中心に、多岐にわたるため、彼自身もスポーツに対して深い造詣を持つアナウンサーとして知られています。

主な担当番組

久保田茂は多くの番組に出演しており、室蘭局時代には「ニュースネットほっかいどう」や「FMリクエストアワー」などのキャスターを務めました。また、釧路局時代には「きょうの北海道くしろ」のキャスターとしても知られ、札幌局に異動してからは「NHKニュースおはよう北海道」などの番組でも活躍しました。これらの番組では時にリラックスした雰囲気、時に真摯な姿勢で視聴者との接点を築いてきました。

地域貢献活動

地域密着型の活動も重要な要素として挙げられます。彼は「NHK杯中学・高校アイスホッケー大会」での実況を毎年担当し続けているほか、地域のニュースや情報を届ける番組でも積極的に活動しています。特に、震災関連報道においては支援要員として盛岡局に派遣され、災害時の情報提供にも尽力しました。

現在の活動

久保田茂がアナウンサーを退いた後も、彼は視聴者センターの担当部長として活動を行い、放送業界で培った経験を活かしながら地域に貢献しています。これまでのキャリアで得た知識と経験を基に、放送の現場とは異なる新しい形で地域の皆さまとのつながりを大切にしていく姿勢は、多くのファンにとっても期待が寄せられています。彼の活動は、アナウンサーとしてのキャリアを超えて、地域社会における重要な役割を果たし続けています。

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