久屋大通庭園フラリエ

久屋大通庭園フラリエ

久屋大通庭園フラリエは、愛知県名古屋市中区に位置し、久屋大通公園の最南端にある美しい庭園です。この庭園は、植物をテーマにしたミニテーマパークとして、1998年に「ランの館」としてオープンしました。その際、特にランという花に焦点を当てた施設として、多くの人々に親しまれました。

歴史と変遷

開園当初、フラリエは欧州の外交官アジョナ・オーキッドの邸宅を再現した建物を有し、庭園内の中庭はスペインスタイルのパティオとして造られました。また、アトリウムの屋根はロンドンの万国博覧会で有名な水晶宮をイメージして設計されています。しかし、明るいスタートを切ったものの、来場者数は次第に減少し、名古屋市が2011年に行った事業仕分けで「廃止」の判定を受けました。

その後、2014年に公園が再整備され、名前を「久屋大通庭園フラリエ」として新たにオープンしました。ここは「人々の憩いの場、交流・にぎわいの場」を基本とし、5つの屋外庭園や屋内庭園が整備されました。愛称の『フラリエ』は、「ふらり」、「フラワー」、「アトリエ」の言葉を組み合わせたもので、公募により選ばれました。なお、「ランの館」としての活動においては、2000年に国土交通省の手づくり郷土賞を受賞した実績もあります。

アクセス情報

久屋大通庭園フラリエへのアクセスはとても便利です。公共交通機関を利用する場合、名古屋市営地下鉄名城線の矢場町駅から4番出口を出て南へ徒歩約3分、または、名古屋市営地下鉄名城線・鶴舞線の上前津駅から1番出口を出て北へ徒歩約5分です。また、名古屋市営バスを利用する場合、「矢場町」バス停で下車することができます。特に、C-758系統のバスは「フラリエ」バス停に止まります。

自家用車でのアクセスも容易で、若宮大通から前津通を南進するルートがあります。庭園内には普通車用の駐車スペースが18台分用意されていますので、車での訪問も安心です。

まとめ

久屋大通庭園フラリエは、訪れる人々にとってほっと一息つける憩いの場であり、多様な植物を眺めたり、リラックスしたりすることができます。この庭園では様々なイベントや催しも行われ、多くの交流の場ともなっています。名古屋を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

もう一度検索