久御山町消防本部

久御山町消防本部の概要

久御山町消防本部は、京都府久世郡の久御山町に所在する消防部局で、町のすべての地域を管轄しています。消防本部の住所は、久御山町島田ミスノ11です。管内面積は約13.86平方キロメートルで、職員の定数は36人です。ここには、消防署が1カ所設置されており、様々な消防機械と救急車両が整備されています。

主要な機械と設備

2022年3月26日のデータによると、久御山町消防本部は以下の主力機械を保有しています。

• - 消防ポンプ車: 1台
• - 化学車: 1台
• - 救助工作車: 1台
• - 高規格救急車: 2台
• - 指令車: 1台
• - 広報車: 1台
• - 資機材搬送車: 1台

これらの機械は、火災や救急事案への迅速な対応を可能にし、地域の安全を守るために欠かせない存在です。

歴史的背景

久御山町消防本部の歴史は、1954年10月1日に始まります。この日、御牧村と佐山村が合併し久御山町が設立され、同時に久御山町消防団の規則が制定されました。1968年には久御山町役場の企画広報課に消防係が設置され、消防業務が正式に開始されました。

1970年には旧消防庁舎が完成し、1972年には消防本部が任意設置されました。1973年12月には救急業務がスタートし、久御山町救急隊が設けられました。進展を遂げた久御山町消防本部は、1974年に 「久御山町消防署」として政令指定を受け、さらなる体制強化を図りました。

その後も、消防庁舎の新築や高規格救急車の配置に伴う更新など、繰り返し近代化が進められ、最新の設備を備えるようになりました。2016年には高規格救急車が更新され、救護活動の能力が一層向上しました。

不祥事

しかし、久御山町消防本部は一度、深刻な不祥事を経験しています。2019年7月5日の朝、当直中の20代男性消防士が二度寝をしてしまい、指令室が無人となってしまったため、119番通報の受け付けが1時間15分にわたり行われませんでした。この時間帯に腹痛を訴える男性から119番通報があったものの、隣接する宇治市消防本部に対応を任せることになりました。この事例は、消防業務の重要性と、職員の職務がどれほど大切であるかを改めて認識させるものでした。

参考資料と外部リンク

久御山町消防本部に関する情報は、公式ウェブサイトや消防概況（令和5年度版）に掲載されています。これにより住民が安心して生活できるよう、消防本部の取り組みを知ることができます。地域の安全を守るため、今後も継続的な改善が求められます。

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