久木田美弥

久木田美弥（くきた みや、1961年5月2日 - ）は、日本の歌手、女優として知られています。1970年代後半にアイドルとしてデビューし、テレビドラマや映画にも出演するなど、幅広い分野で活躍しました。

生い立ちとデビュー

久木田美弥は東京都練馬区出身。父親は刑事、姉も警察官という家庭で育ちました。他に妹が一人います。町田市立薬師中学校を経て、堀越高等学校を卒業しました。彼女の芸能界入りのきっかけは、日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』でした。1975年の第15回決戦大会で見事合格し、ホリプロに所属することになりました。

デビュー曲は『少女自身』で、この曲は第8回日本歌謡大賞・放送音楽連盟新人連盟賞を受賞しました。新人として華々しいスタートを切った久木田美弥は、その後も数々のシングルをリリースし、アイドルとしての地位を確立しました。

ディスコグラフィ

久木田美弥はRVC（現：ソニー・ミュージックレーベルズ）からシングルをリリースしていました。具体的な曲名については割愛しますが、彼女の楽曲は、当時のアイドル歌謡の王道を行くもので、多くのファンを魅了しました。

2013年には、コンピレーション・アルバム『アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 77・78 Girls 久木田美弥・小山セリノ・久我直子』が発売されました。このアルバムには、彼女の全シングルのA・B面曲が収録されており、ファンにとっては貴重なコレクションとなっています。

女優としての活動

久木田美弥は、歌手活動と並行して、女優としても活動していました。1977年には、TBSのテレビドラマ『赤い激流』に大沢妙子役で出演。また、1979年から1980年にかけては、フジテレビの『われら行動派!』に京子役で出演しました。1980年には、同じくフジテレビの『ただいま放課後』に太田和子役で出演しています。1986年 - 1987年には、TBSの『おんな風林火山』に鶴阿弥役で出演しました。

映画にも出演しており、1977年には大林宣彦監督の『瞳の中の訪問者』にテニス部員・照子役で出演しています。

現在

1980年代後半以降、久木田美弥の芸能活動に関する情報は少なくなっていますが、1970年代後半のアイドル歌謡史において、彼女の名前は確かに刻まれています。透明感のある歌声と、愛らしいルックスで、多くのファンを魅了した久木田美弥。彼女の楽曲は、今もなお、昭和のアイドル歌謡を代表する作品として、人々に愛され続けています。

もう一度検索