九州学生駅伝対校選手権大会

九州学生駅伝対校選手権大会

九州学生駅伝対校選手権大会は、九州学生陸上競技連盟と島原市が共催する大学駅伝大会です。この大会は、地域の復興を目的に1998年に立ち上げられ、当初は熊本県阿蘇五岳を一周する形式でしたが、その後、長崎県島原市にコースが変更されました。現在は「島原・雲仙学生駅伝」として知られ、2008年以降は「平成新山島原学生駅伝」と改称されました。本大会は、毎年12月の第1土曜日に男子と女子それぞれの駅伝が行われ、男子の優勝校には出雲駅伝への出場権が与えられます。

コースの詳細

男子駅伝

男子駅伝は2009年からスタート地点を島原市営陸上競技場、ゴールを島原文化会館とし、全7区間で57.75kmの距離を走破します。

• - 第1区: 07.74km（区間記録: 22分57秒）
• - 第2区: 08.39km（区間記録: 23分59秒）
• - 第3区: 08.27km（区間記録: 23分46秒）
• - 第4区: 09.38km（区間記録: 34分14秒）
• - 第5区: 09.08km（区間記録: 27分25秒）
• - 第6区: 07.19km（区間記録: 19分41秒）
• - 第7区: 07.70km（区間記録: 22分29秒）

大会記録は3時間02分47秒で、第一工科大学がこの記録を樹立しています。

女子駅伝

女子駅伝は2009年から実施され、スタートとゴールともに島原市営陸上競技場と設定され、全5区間で22.86kmのコースです。

• - 第1区: 04.26km（区間記録: 14分11秒）
• - 第2区: 03.48km（区間記録: 12分17秒）
• - 第3区: 03.83km（区間記録: 11分52秒）
• - 第4区: 07.81km（区間記録: 25分42秒）
• - 第5区: 03.48km（区間記録: 11分59秒）

大会記録は1時間17分10秒で、福岡大学が保持しています。

コースの歴史

この駅伝大会は、1983年に熊本県阿蘇で初めて開催されました。当初は男子のみの大会で、コースは阿蘇五岳を一周するものでした。しかし、1998年に長崎県島原市へとコースが移され、全8区間で91.1kmの大会となりました。その後、コース変更や大会の運営が行われ、2009年から現在の形となりました。

主催・後援

この大会は、九州学生陸上競技連盟と島原市が主催しており、長崎県や各種教育委員会、スポーツ協会、観光関連団体などが後援しています。また、長崎国際テレビのYouTubeチャンネルでは男子レースのライブ配信も行われており、より多くの人々に大会の魅力を届けています。

まとめ

九州学生駅伝対校選手権大会は、ただの競技大会ではなく、地域の復興や活性化を目指した大切なイベントです。学生たちが日々のトレーニングの成果を発揮し、互いに競い合う姿は、観客に感動と共感を呼び起こします。この大会が今後も多くの人に支持され、発展していくことを期待しましょう。

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