九条出口

九条出口（くじょうでぐち）

概要

九条出口は、大阪府大阪市西区に所在する阪神高速道路16号大阪港線のインターチェンジの一つです。インターチェンジ番号は16-03が付与されています。この出口は、都心環状線方面から16号大阪港線を利用した場合にのみ一般道へ降りることができる、出口専用の設備（ハーフインターチェンジ）として運用されています。利用者はこの九条出口から、周辺の主要な道路網へアクセスします。特に、この九条出口は、同じく16号大阪港線の本田入口（16-04）と対をなす形で設計されており、両者を合わせて九条・本田地区へのアクセス地点として機能しています。

接続する道路

九条出口から直接的に接続するのは、大阪市内の主要な東西方向の幹線道路である中央大通（ちゅうおうおおどおり）です。中央大通は、大阪市中心部の本町や船場といったビジネス街から、大阪港方面を結ぶ大通りであり、この九条出口を利用することで、中央大通を介して大阪市西区の中心部や周辺地域へのスムーズな移動が可能となります。中央大通からは、さらに大阪市内の様々な道路や地域へとアクセスが広がります。

周辺環境とアクセス

九条出口周辺は、大阪市西区の中でも交通の便が良いエリアであり、様々な施設が集積しています。鉄道のアクセスとしては、Osaka Metro中央線および阪神電気鉄道阪神なんば線の九条駅が至近距離に位置しており、高速道路利用者にとって公共交通機関への乗り換えに便利な立地です。また、JR大阪環状線の弁天町駅も比較的近く、大阪市内各方面へのアクセス拠点となっています。周辺には、主要幹線道路である国道172号線や国道43号線も通っており、高速道路を利用しない場合の代替経路や、高速道路からのアクセス後の広域移動にも利用されています。地理的には、近くを木津川や安治川といった河川が流れており、大阪の水辺の風景もこのエリアの特徴の一つです。主要な施設としては、多目的ドームとして知られる大阪ドーム（現在の京セラドーム大阪）が挙げられます。プロ野球やコンサートなど、大規模な催しが頻繁に開催されるこの施設へのアクセスポイントとしても、九条出口は重要な役割を果たしています。かつては交通科学博物館も近くにありましたが、現在は閉館しています。

隣接するインターチェンジ

阪神高速16号大阪港線において、九条出口の隣接するインターチェンジは以下の通りです。

神戸・大阪港方面


都心環状線方面から走行してきた場合、西長堀出入口 (16-02) の次に九条出口が現れます。前述の通り、九条出口は環状線方面からの出口専用であるため、神戸・大阪港方面から走行してきた場合は利用できません。同様に、本田入口 (16-04) は神戸・大阪港方面への入口専用であり、環状線方面への入口としては利用できません。このように、九条出口と本田入口は、それぞれの方面への一方通行のアクセスポイントとして連携して機能しています。

利用上の注意

九条出口がハーフインターチェンジであることは、利用にあたって特に重要な点です。これは、阪神高速16号大阪港線を都心環状線方面から走行してきた車両が一般道へ降りるための出口としてのみ機能することを意味します。神戸・大阪港方面から走行してきた場合や、一般道から16号大阪港線へ進入する場合には、この九条出口を利用することはできません。一般道から16号大阪港線の神戸・大阪港方面へ向かう場合は、近くにある本田入口を利用する必要があります。利用する方向によって適切なインターチェンジを選択することが重要です。

関連項目

日本のインターチェンジ一覧
大阪市内の筋・通一覧

外部リンク

* 阪神高速道路株式会社（公式サイト）

この情報は、一般的な辞書項目として九条出口の概要をまとめたものです。最新の交通情報や詳細は、必ず阪神高速道路株式会社の公式情報をご確認ください。

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