国道172号

一般[[国道]]172号：大阪港から本町を結ぶ都市の動脈

国道172号は、大阪府大阪市港区の大阪港を起点とし、中央区本町3交差点を終点とする、全長約8kmの一般[[国道]]です。大阪港と市街地を繋ぐ重要な役割を担い、古くから大阪の経済発展を支えてきました。

起点から終点まで：港湾地域からビジネス街へ

起点である大阪港付近の大阪市港湾局前から東へ進み、港区役所などを経て、本町3交差点（国道25号・国道26号との交点）に至ります。途中、港区田中、市岡元町、西区川口、江之子島、西本町、靱本町といった地域を通過します。

路線名称は、大阪港から西区川口までは「みなと通」、川口交差点から本町3交差点までは「本町通」と呼ばれています。この名称からも、地域住民にとって親しみのある道路であることがわかります。

主要な接続道路と周辺施設

国道172号は、様々な道路と接続しています。

大阪港咲洲トンネル: 咲洲（大阪南港）へのアクセスを担います。
阪神高速4号湾岸線・阪神高速16号大阪港線: 天保山出入口で接続し、高速道路網へのアクセスを容易にしています。
大阪府道5号大阪港八尾線: 築港東交差点で交差します。
国道43号: 市岡元町3交差点で交差します。
大阪府道29号大阪臨海線（新なにわ筋）: 靱本町3交差点で交差します。
大阪府道・兵庫県道41号大阪伊丹線（なにわ筋）: 靱本町1交差点で交差します。
国道25号・国道26号・国道165号: 本町3交差点で終点となります。

沿線には、海遊館、天保山、港区役所、大阪府立市岡高等学校、京セラドーム大阪、相愛大学本町キャンパスなど、様々な施設が立地しています。これらの施設へのアクセスにも大きく貢献しています。

地下鉄との関連と道路標識の特異性

大阪メトロ中央線が、大阪港駅と朝潮橋駅間で国道172号と並行して走っています。また、興味深いことに、一般的に見られる「国道番号」の道路標識が1枚も設置されていないという特徴があります。

歴史と路線データ

1953年に二級[[国道]]172号大阪港線として指定され、1965年の道路法改正により一般[[国道]]172号となりました。

路線データは以下のとおりです。

総延長：8.0km（未供用延長を含む）
実延長：7.9km
起点：大阪港（大阪市港区）
* 終点：大阪市中央区本町3交差点

まとめ

国道172号は、大阪港という重要な港湾地域と、大阪の中心市街地である本町を結ぶ、都市にとって欠かせない道路です。歴史、地理、周辺施設、そしてその特異性など、様々な角度から見ていくことで、この道路が大阪の街の形成に大きく貢献してきたことが理解できます。今後も、大阪の経済発展や生活道路として重要な役割を担い続けるでしょう。

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