乾真大

乾 真大（いぬい まさひろ）-

元プロ野球選手であり、現在はコーチとして活動する乾真大氏の生涯を詳述します。1988年12月8日生まれの彼は、兵庫県加古川市にて育ちました。彼の野球人生は、幼少期から始まりました。小学3年生の頃、ソフトボールや軟式野球に親しみ、中学では軟式野球部に入部しました。この段階から彼の野球への情熱が芽生え始めました。

高校・大学時代

学業の面でも優れた成績を残し、東洋大学附属姫路高校に進学。2年生の秋からは主戦投手として活躍し、3年夏の第88回選手権大会では甲子園にも出場しました。高校卒業後は東洋大学へ進学し、さらに野球の技術を磨きました。彼は大学野球での成績が優秀で、U-26の日本代表としても活躍。特に春季リーグでは4勝を挙げ、チームを3季連続優勝に導き、最優秀投手やベストナインに輝きました。

プロ入り

2010年のプロ野球ドラフトでは北海道日本ハムファイターズから3位指名を受け、11月20日に契約を結びましたが、初年度はなかなか一軍に定着できませんでした。それでも、シーズン終盤には中継ぎとして成果を上げ、成長を感じさせました。2012年にはプロ初勝利を手にし、少しずつ活躍の場を広げていきます。しかし、2013年から2014年にかけては、パフォーマンスに波がありました。

ジャイアンツ及び独立リーグ

2016年に読売ジャイアンツへトレードされますが、一軍での登板機会は限られていました。この後、BCリーグの富山GRNサンダーバーズに入団し、先発投手として目覚ましい成績を収めます。2018年には14勝を挙げ、リーグ内での奪三振数も上位に位置しました。その後もコーチを兼任しながら活躍が見られました。

2022年には神奈川フューチャードリームスに移籍し、ここでもコーチ職を持ちながら選手としても成果を出しました。引退試合となった2022年8月30日、7回2/3を投げ、10奪三振の好投でチームを勝利に導く素晴らしい結末を迎えました。

現在の活動

引退後は、東洋大学の硬式野球部のコーチに就任し、次世代選手への指導に努めています。彼は速球やスライダーを駆使した投手でありながらも、コントロールに課題を抱えていました。しかし、選手としての知識や経験を活かし、指導者としての道を進んでいく決意を持っています。

特徴と人物像

乾選手の投球スタイルは非常に興味深く、特に速球の切れ味には自信を持っていました。奪三振率が非常に高い一方、与四球率もやや高めでした。人物面では、同僚からの評判も良く、日本代表メンバーからは技術的なスキルが高く評価されています。また、スタイルにも気を使い、球団からの依頼でヘアデザインモデルに選ばれるなど、多面的な才能を持っています。

このように、乾真大氏のキャリアは多方面にわたり、選手としてだけでなく指導者としても期待されています。今後の活躍にも注目です。

もう一度検索