二之瀬越

二之瀬越（にのせごえ）について

二之瀬越は、三重県いなべ市の北勢町から岐阜県の海津市南濃町を結ぶ県道であり、正式には岐阜県道・三重県道25号南濃北勢線と呼ばれています。この道の名前は北勢町の地名「二之瀬」に由来しています。道を進むと御弁当谷に沿って美しい風景が広がり、頂上付近の標高は約420メートルです。地元では二之瀬峠とも呼ばれています。

自然と観光の魅力

頂上には美しい庭田園地が広がっており、三重県側にはドコモの森への入り口が存在します。天候が良い休日には、多くのサイクリングやランニングを楽しむ人々が岐阜県側に押し寄せ、さまざまなアクティビティが行われています。また、夜景スポットとしても有名で、特に岐阜県側の頂上にある休憩所からは素晴らしい夜の景色を楽しむことができます。

道路事情と安全対策

この道路はその独特なコース形状から一部のオートバイ愛好者や違法競走型暴走族にも人気があり、昼夜を問わず多くの訪問者が集まります。しかし、その一方で道路状況は注意が必要です。三重県側は砕石工場からのダンプカーの通行が多く、砂が浮いていたり、時折拳大の石が落ちていることがあります。さらに、岐阜県側の道路は幅が狭く、すれ違いが難しい区間が続くため注意が求められます。また、道路の中心には減速帯が設置されており、特にオートバイの通行に対して配慮されていることがわかります。

湧き水と注意事項

頂上付近の標高約260メートルにあるカーブの部分には天然の湧き水があり、この水を汲むために訪れる人々も少なくありません。しかし、その周辺は路面が濡れていることがあり、特に冬季には凍結の危険性が高まるため、歩行者やドライバーは十分な注意が必要です。岐阜県側を下ると、谷間に延々と続く峠道の美しい景色が広がり、訪れる人々を魅了します。

冬の影響とアクセス

冬季の間は、凍結や積雪のために上部の県道が閉鎖されることもあり、訪れる際はその点を留意する必要があります。また、三重県側は大型車の通行が多いため、ドリフト走行でついたタイヤ痕は少なくなっていますが、逆に岐阜県側のほとんどの広い部分には多くのタイヤ痕が見受けられ、こちらには違法競走型工暴走族が多く集まる傾向があります。

まとめ

二之瀬越は、美しい風景や夜景のスポット、そしてアクティブな観光として多くの人々に愛されています。しかしながら、道路の状態やアクセスには特に注意が必要で、訪れる際には安全運転を心がけることが重要です。自然の中でのレクリエーションを楽しむために、ぜひ多くの方に訪れていただきたいスポットです。

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