二人の夏 (浜田省吾の曲)

浜田省吾「二人の夏」：夏を彩るセルフカバーとポップサウンド

「二人の夏」は、1987年6月21日にリリースされた浜田省吾の21枚目のシングルです。この楽曲は、1週間後に発売されたミニアルバム『CLUB SURFBOUND』の先行シングルとして発表されました。

シングル・レコードの完結

本作は、浜田省吾にとって最後のシングル・レコードとなりました。興味深いことに、浜田省吾のシングル・レコードの歴史は、かつて在籍していたバンド「愛奴」の「二人の夏」に始まり、自身のセルフカバーである「二人の夏」で完結するという、象徴的な作品となりました。

「二人の夏」：原点回帰と新たな魅力

「二人の夏」は、愛奴時代の同名曲のセルフカバーです。浜田省吾が神奈川大学の下宿に住んでいた頃、「とにかく暑かったので何か涼しい曲でも作ろう」と思い作曲されたエピソードがあります。オリジナルバージョンとは異なるアレンジで、楽曲の新たな魅力を引き出しています。

「LITTLE SURFER GIRL」：ビーチ・ボーイズへのオマージュ

カップリング曲の「LITTLE SURFER GIRL」は、ビーチ・ボーイズ風のポップ・ナンバーです。浜田省吾自身も「5本の指に入るくらい好きな曲」と語っており、その完成度の高さが伺えます。夏の海辺をドライブするような、爽やかで心地よいサウンドが特徴です。

再発シングルと愛奴バージョン

1991年6月8日には、過去に発売されたアナログシングルから本作がピックアップされ、8cmCDシングルとして再発されました。この際、カップリング曲には愛奴のオリジナルバージョン「二人の夏」が収録され、ファンにとっては貴重な一枚となりました。

2005年3月24日には、マキシシングルとしてリサイズされ復刻。浜田省吾バージョンと愛奴バージョンの「二人の夏」が両方楽しめる形で再リリースされました。

収録曲

オリジナルシングル (1987年)

1. 二人の夏
2. LITTLE SURFER GIRL

再発シングル (1991年)

1. 二人の夏 (Shogo Hamada Version)
2. 二人の夏 (AIDO Version)


「二人の夏」は、浜田省吾の音楽キャリアにおいて重要な作品であるとともに、夏の定番ソングとして多くの人々に愛され続けています。

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