二人麻雀

二人麻雀について

二人麻雀は、2人のプレイヤーで対戦する麻雀の一種で、通常の四人麻雀とは異なるアプローチで楽しむことができます。この形式は、主に初期のコンピューターゲームや脱衣麻雀の題材として取り上げられており、一般的には実際にプレイされることは少ないですが、特定の地域や二人麻雀を愛好する人々の間では楽しまれています。

概要

通常の麻雀では27種108枚の牌を使用しますが、二人麻雀では、四人麻雀と同様に、34種136枚の牌が用いられます。このため、牌の枚数に対して自摸の回数が少なく、和了の難易度が上がるという特徴があります。そのため、脱衣麻雀ゲームでは、プレイヤーが和了しやすくするために、牌の交換や積み込みなどのさまざまな策略を取り入れることがあります。

特に香港では、1960年代以降、萬子（マンズ）と字牌（ザイパイ）のみを使用した二人麻雀がプレイされてきました。日本では、MONDO TV において、九字牌を除いたタンヤオ麻雀、一九字牌のみを使用するヤオチュー麻雀、そして萬子のみを使った萬雀などのバリエーションが提供されています。

二人麻雀のルール

二人麻雀の基本的なルールは四人麻雀に非常に近いですが、いくつかの重要な変更点があります。例えば、北家と西家は存在せず、東南戦の場合は両者がそれぞれ2局ずつプレイするため、合計4局の対局が行われます。この場合、1局あたりのツモ回数は18回、20回、または22回のいずれかに設定されています。また、多くのコンピューターゲームでは、捨牌が2列に並べられています。

さらに、ツモとロンに関しては、ツモ損のルールの採用について異なります。多くのケースではツモ損を適用せず、ツモとロンで得られる点数は同じとなりますが、ツモ損ルールが適用された場合、ツモ時に得られる点数は通常の半分になります。

漫画作品における二人麻雀

二人麻雀は、さまざまな漫画作品にも取り入れられています。たとえば、以下のような作品があります：

• - 愚連隊の神様、万寿十一伝説 紅蓮 では役満縛りのルールが採用されています。
• - 天 天和通りの快男児では、片方のプレイヤーが聴牌宣言を行った後、相手がその待ちを看破するまで一方的に自摸り続けるという独特のルールがあります。
• - 博打流雲 ナグモでは、幺九牌のみを使用するバリエーションが見られます。
• - 賭博黙示録カイジは、満貫縛りがあり、開始時に自分の前の山を全て開いた上で配牌と捨て牌を選択する特異なルールが特徴です。
• - バクトは萬子と字牌を利用し、門前限定プレイを行います。

これらの作品では、二人麻雀の魅力がさまざまな形で表現されており、その戦略や緊張感を楽しむことができます。

まとめ

二人麻雀は、少人数でプレイできる麻雀の新たなスタイルとして魅力を持っています。ルールのシンプルさと独自の戦略を必要とするそのプレイスタイルは、プレイヤーに新たな楽しみを提供します。興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。

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