二十の質問

二十の質問（にじゅうのしつもん）

二十の質問は、非常に人気のある言葉当てパズルゲームの一種です。このゲームでは、出題者が1つの単語を選び、その単語が何であるかを回答者が質問によって推測していきます。このゲームはルールがシンプルで、年齢や国を問わず多くの人々に楽しまれています。

ルールの概要

ゲームの進行は、出題者があらかじめ決めた単語を分かっておらず、回答者が20問以内でその単語を導き出そうとします。回答者の質問は「はい」または「いいえ」で答えられる形式で行わなければなりません。出題者は必ず正確に答える義務があり、嘘をついたり、質問を避けたりすることは許されません。また、回答者は質問の代わりに答えを言うこともでき、正解した場合には次の出題者になれるというルールが存在します。

プレイの一例

例えば、出題者が「象」という単語を選んだ場合、質問者は以下のように質問することができます：
1. Q1「それは生き物ですか？」 A「はい」
2. Q2「それは抱くと暖かいですか？」 A「はい」
3. Q3「それは飛べますか？」 A「いいえ」
4. Q4「それは私より大きいですか？」 A「はい」
5. Q5「それは私が飼うことが出来ますか？」 A「いいえ」
6. Q6「それは肉を食べますか？」 A「いいえ」
7. Q7「それにはふかふかの毛皮がありますか？」 A「いいえ」
8. Q8「それは黄色ですか？」 A「いいえ」
9. Q9「もしかして象ですか？」 A「その通りです」
このように、質問を重ねていく中で少しずつ答えへと近づいていきます。

派生ルール

さらに面白い点は、出題者があらかじめジャンルを決めておくこともできる派生ルールがあります。例えば、出題者が「動物」「植物」「物体」などのジャンルを指定し、回答者はその枠の中で質問を行います。これにより、ゲームに戦略性が増し、より楽しさが広がります。

メディアの影響

アメリカでは、二十の質問をテーマにしたラジオ番組「Twenty Questions」が1946年から1954年まで放送されました。続いて、1949年から1955年までテレビでも放送され、多くの視聴者を魅了しました。一方、日本でも1947年から1960年にかけてNHKで「二十の扉」というこの形式のクイズ番組が放送されました。この日本版でもジャンルの指定が行われるなど、独自の工夫がなされました。

ゲームとしての展開

このゲームは、より手軽に遊べるように商品化され、バンダイからは「20Q」という名称で筐体ゲームが開発されています。プレイヤーがその筐体を使って楽しむことができ、友情や家族とのコミュニケーションの場として大いに活用されています。

関連項目

• - 二十の扉
• - 新感覚ゲーム クエスタ
• - 20Q
• - シチュエーションパズル
• - Akinator

外部リンク

• - 20Q.net - ウェブ上で楽しめる二十の質問ゲーム。多言語対応であり、無料でプレイ可能です。

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