二十四軒駅

二十四軒駅 (にじゅうよんけんえき)

二十四軒駅は、北海道札幌市西区二十四軒に位置する札幌市営地下鉄東西線の駅です。駅番号はT04で、副駅名として「メディカルスクエア北円山前」が付与されています。この駅は、地域住民の足として、また周辺施設へのアクセス拠点として重要な役割を果たしています。

歴史

二十四軒駅は、1976年（昭和51年）6月10日に琴似駅 - 白石駅間の開業とともに設置されました。その後、1985年（昭和60年）6月1日には、車椅子利用者向けの設備としてエスカレーターとエレベーターの設置工事が開始され、1986年（昭和61年）3月25日に供用が開始されました。この車椅子兼用エスカレーターは、日本国内の地下鉄においては横浜駅に次いで2番目の設置でした。

2009年（平成21年）2月11日には、利用者の安全性を向上させるため、可動式ホーム柵が稼働を開始しました。さらに、2013年（平成25年）12月18日には駅構内のエレベーター改修工事が着工し、駅施設のバリアフリー化が推進されました。

2024年（令和6年）12月1日には、副駅名である「メディカルスクエア北円山前」が設定され、駅名標の上に看板が設置されました。この副駅名設定には、118万8000円の契約金が支払われ、掲出から2年半の間表示される予定です。

駅名の由来は、1871年（明治4年）に辛未村から24戸がこの地に移り住んだことに由来します。

駅構造

二十四軒駅は、相対式2面2線のホームを持つ構造で、行き先別に改札が分かれています。しかし、ホーム下の連絡通路を経由することで、両ホーム間の移動が可能です。各ホームには、改札とホームを結ぶエレベーターが設置されており、バリアフリーに対応しています。かつて設置されていた車椅子対応のエスカレーターの名残として、ホームには遮断機が残っています。

駅の出入口は6ヶ所あり、3番出入口はバス乗り場と連絡しています。4番出入口には地上へのエレベーターが設置されており、6番出入口は二十四軒駐車場に隣接しているほか、西車両基地への通路（関係者以外立ち入り禁止）があります。

のりば

利用状況

札幌市交通局のデータによると、2020年度の一日平均乗車人員は4,999人でした。これは東西線内では、ひばりが丘駅に次いで2番目に少ない利用者数です。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

(データは省略)

駅周辺

二十四軒駅周辺は、古くから住宅地として発展しており、民家や公務員宿舎、公営住宅などが多く見られます。また、工場や倉庫、商店なども混在しています。近年では、マンション建設が進み、工場や倉庫などが閉鎖・売却され、新たな住宅地へと変化しています。

バス路線

1976年（昭和51年）6月10日には「二十四軒バス発着場」が設置され、周辺地域へのバス路線が充実しています。2021年（令和3年）12月時点での平日1日あたりの発着便数は、バス発着場・路上停留所を合わせて41便です（スクールバス等の非公示便、感染症流行による一時運休便を含む）。

主なバス路線は以下の通りです（2022年（令和4年）4月1日現在）。

二十四軒バス発着場

ジェイ・アール北海道バス（琴似営業所）
軒32 北24条線：北24条駅前
札幌競馬場で競馬開催時や場外発売開催時は、札幌競馬場までの無料送迎バスが運行されています。

路上 5番出入口側 環状通沿い

北都交通
M 新千歳空港連絡バス：新千歳空港

その他

駅スタンプは、二十四軒駅のイニシャル「N」の中に札幌競馬場が描かれたデザインとなっています。

隣の駅

札幌市営地下鉄

東西線
琴似駅 (T03) - 二十四軒駅 (T04) - 西28丁目駅 (T05)

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