二宮正博

二宮 正博（にのみや・まさひろ）

二宮正博は、NHKの元エグゼクティブアナウンサーであり、現在はシニアスタッフとして活動しています。彼は佐賀県立佐賀西高等学校を卒業後、東海大学文学部に進学し、その後1970年にNHKに入局しました。アナウンサーとしてのキャリアは約40年にわたり、この間、数多くの重要な番組に携わってきました。

キャリアの歩み

彼は、2007年度に定年退職を迎えましたが、その後も嘱託職としてNHKに残り、アナウンサーとしての経験を生かして活動を続けました。特に気象情報の分野では、独特の言い回しを用いており、「晴れ朝晩くもり」や「雨夜くもり」といった予報に対し、接続助詞「が」を使った表現が定評です。「晴れますが、」や「雨ですが、」といったフレーズは、リスナーにとって印象深く、彼のキャラクターを形成する要素となっています。

担当している番組

二宮氏は現在、いくつかの番組でニュースや気象情報を担当しています。具体的には、NHKニュースでは、毎週火曜日の夜に関東・甲信越に関するニュースを提供しており、各時間帯のニュースをまとめて放送しています。また、NHKワールド・ラジオ日本の木曜日では、日本語ニュースや海外安全情報を発信しています。

過去の主な出演番組

アナウンサーとしての彼の経歴には、過去にナレーションを務めた『アジア人間街道』や、九州・沖縄地域向けの『ぐるっと8県 九州沖縄』などが含まれます。また、朗読講座を担当する『南の文芸館』や、深夜のラジオ番組『ラジオ深夜便』にも出演しました。特に『ラジオ深夜便』は2022年まで続いた長寿番組で、聴取者からの人気が高かったことが知られています。

さらに、CROSS FMで放送される『明日への伝言板』にも出演し、毎年11月限定で放送される数少ない民放の番組の一つでした。2021年度まで数多くのニュースに関わってきた彼の経歴は、非常に多岐にわたります。

結び

二宮正博は、その長いキャリアを通じて、アナウンサーとしての堅実な実力と、特異な語り口で多くのリスナーに愛されてきました。引退後も、彼は依然としてその経験を生かし続け、多くの番組で貴重な役割を果たしています。彼の言葉は、常に聴衆の心に残る存在であり、NHKの顔の一人として、今後の活躍に期待が寄せられています。

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