二次元ドリームマガジン

『二次元ドリームマガジン』は、キルタイムコミュニケーションから発行されていた隔月刊のジュブナイルポルノ小説誌です。愛称として「ニジマガ」「ドリマガ」「ゲドマガ」などがありました。

概要

母体である二次元ドリームノベルズの好調を受け、2002年6月に創刊されました。当初は『ゲーム批評』や『PC-DIY』の増刊号として扱われていましたが、2004年2月発売のvol.14で雑誌コードを取得し、独立創刊を果たしました。

雑誌は号数を重ねるごとに、ノベルズの人気作品のコミック化や、実験的な読み切りの増加によってページ数が増加し、2008年には300ページを超える厚さとなりました。これは創刊号の196ページから見ると、およそ1.5倍の増加です。

掲載作品の傾向は、二次元ドリームノベルズおよび二次元ドリーム文庫を踏襲しており、「健全な鬼畜青少年を育てる」ことをテーマとしています。発刊当初は、同レーベルで実績のある作家を起用した新規連載や既存作品の続編、一話完結の短編読み切りなどに加え、特定の自社作品をバッシングするなど、人を食った内容のコラムや企画が多くを占めていました。しかし、次第にカラーイラストやコミックの割合が増え、ほぼ半分ずつの構成へと変化していきました。また、雑誌媒体であることを活かして、CDなどの付録が充実していた時期もありました。発売される月によっては、搾乳や巫女などテーマが設定され、冒頭のカラーイラストはそれに沿ったものが掲載されていました。

『コミックヴァルキリー』や『コミックアンリアル』などの漫画誌が派生した後、2019年10月号（Vol.108）を最後に季刊となり、電子書籍専売に移行しました。2023年現在、定期的に発行されているジュブナイルポルノ小説誌は本誌のみとなっています。

イセリア英雄戦記

読者参加型小説として2009年6月号より掲載されていました。これは、2009年4月号の投票で最も人気があったジャンルであるファンタジー戦争ものを毎月掲載していくという企画でした。読者は毎回2つの前編の話を読み、どちらか見たい方を選んで投票し、得票数の多い方が採用されるという形式でした。

掲載作家
そりむらようじ
羽沢向一
ちゆ14歳
稀見理都

関連項目
コミックプリズム - 2010年10月25日より発売されたフェチ系コミック誌。
コミックヴァルキリー
* コミックアンリアル

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