二葉町 (新潟市)

新潟市中央区 二葉町

二葉町（ふたばちょう）は、本州日本海側に位置する新潟県の県庁所在地、新潟市の行政区の一つである中央区に属する町字です。現在の行政地名は二葉町一丁目から三丁目までが設定されています。この地域は、現在に至るまで住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されていません。町域に郵便物が届けられる際の郵便番号は、951-8102と定められています。

この「二葉町」という町名は、昭和2年（1927年）に初めて制定され、それ以来、地域を示す名称として継続して使用されています。町域は、便宜上、一丁目、二丁目、三丁目という三つの区分に分かれています。二葉町は、その成立以前に存在していた複数の町字、具体的には西大畑町、田中町、古町通13番町、そして西船見町という各町の一部を分離・統合することで新たに設けられました。それぞれの旧町域から一部が分離され、それらが合わさって新しい町として編成されたのです。

歴史的な流れを見ると、二葉町の成り立ちは昭和2年（1927年）に遡ります。この年、当時の西大畑町の一部が分離されて独立した町として誕生しました。その後、日本の地方自治制度における大きな変更点として、新潟市が政令指定都市に移行した際に、二葉町の所属にも変更が生じました。具体的には、平成19年（2007年）4月1日に新潟市が政令指定都市へと移行し、同時に中央区が新設されたのに伴い、二葉町はこの新しい行政区である中央区の大字（または町）の一つとして位置づけられることになりました。

地理的な配置を見ると、二葉町は周囲を複数の町字に囲まれています。これらの隣接する町字を、二葉町の中心から見て北側を起点に時計回りの順に列挙すると、以下のようになります。

四ツ屋町
古町通
田中町
西大畑町
* 西船見町

つまり、町の北側には四ツ屋町が、その東隣には古町通、さらに南東方向には田中町がそれぞれ隣接しています。南側にはかつて町の一部であった西大畑町が位置し、そして西側には西船見町と境を接しています。これらの町字に囲まれた範囲が、現在の二葉町の町域を形成しています。

地域に住む人々に関する情報としては、公式に公表されているデータの中で、平成30年（2018年）1月31日時点での世帯数およびそこに居住する人口の数値が示されています。また、この地域にお住まいの義務教育段階のお子様が通学することになる新潟市立の小・中学校についても、事前に定められた学区が存在しており、それに従って学校が指定されることになります。

本項で述べられている情報は、辞書や歴史書など、信頼性の高い複数の文献に基づいています。特に、地名に関する詳細な情報は、角川書店発行の『角川日本地名大辞典 15 新潟県』や、新潟市が発行した『新潟歴史双書 8 新潟の地名と歴史』などを参考にしています。

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