二重唱 (デュエット)

二重唱（デュエット）

岩崎宏美の「二重唱（デュエット）」は、1975年4月25日にビクター音楽産業（現：JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント）からリリースされた彼女のデビューシングルです。デビュー時のキャッチフレーズは「天まで響け 岩崎宏美」で、この言葉を胸に彼女は音楽界に登場しました。

この楽曲は、A面の「二重唱（デュエット）」とB面の「月見草」の2曲を収録しており、どちらも作詞家の阿久悠、作曲家の筒美京平によって生み出されました。この2人は数々の名曲を手掛けたコンビであり、彼らの音楽に対するセンスは、岩崎宏美のデビュー作においても存分に発揮されています。

デビューシングルは特に注目を浴び、トップ20入りを果たしたことから、担当ディレクターの笹井一臣は次のシングル『ロマンス』においても再度同じコンビでの楽曲制作を依頼しました。これにより、岩崎宏美の音楽キャリアはさらに広がりを見せることとなりました。

「二重唱（デュエット）」だけでなく、B面の「月見草」も多くのコンサートで取り上げられ続けており、特にノーマイクでのパフォーマンスが慣例となっている点が印象的です。このような演出は、楽曲の美しさや歌の力を際立たせる魅力的な方法としてファンに愛されています。

また、実の妹である岩崎良美も「二重唱（デュエット）」をカバーしており、2013年には彼女のアルバム『The Reborn Songs～シクラメン～』にこの曲を収録しています。姉妹が同じ楽曲を歌い継ぐことは、ファンにとって特別な意味を持つものであり、音楽の世代を超えたつながりを象徴しています。

収録曲

• - 二重唱（デュエット） (2分56秒)

- 作詞：阿久悠
- 作曲：筒美京平
- 編曲：萩田光雄

• - 月見草 (3分13秒)

- 作詞：阿久悠
- 作曲：筒美京平
- 編曲：萩田光雄

収録アルバム

• - あおぞら
• - GOLDEN☆BEST 岩崎宏美

「二重唱（デュエット）」は、シンプルながらも深い感情を抱かせる楽曲として、今でも多くの人々に愛されています。それは、当時の音楽シーンにおいて優れた才能たちのコラボレーションによって生まれた作品であり、岩崎宏美の音楽の原点とも言える重要な一曲となっています。

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