岩崎宏美

岩崎 宏美（いわさき ひろみ）の紹介

岩崎宏美は、1958年11月12日に東京都江東区深川に生まれた日本の女性歌手です。身長は156cm、デビューは1975年で、愛称は「ヒロリン」です。彼女は妹の岩崎良美ともに音楽界で活躍しており、音楽業界での地位を確立しています。

生い立ちと教育

岩崎は3姉妹の次女として生まれ、父親は警察の師範でもありました。幼少期から剣道を学び、歌にも興味を持つようになります。成城学園初等学校入学後、歌のレッスンを受け始め、その後進学した成城学園中学校で本格的に歌手を目指しました。在学中、松田トシに師事し、小坂明子の楽曲を通じてオーディション番組『スター誕生!』に応募し、1974年に最優秀賞を受賞しました。

デビューと初期の成功

1975年4月25日、シングル『二重唱 (デュエット)』でデビュー。2枚目のシングル『ロマンス』が大ヒットし、各種表彰を受けました。また、同年末にはNHK紅白歌合戦に初出場。1976年には、シングル『センチメンタル』が第48回センバツ高校野球大会の入場行進曲に選ばれたことで、さらに注目を集めました。

音楽活動の広がり

岩崎は1980年代に日本テレビ系ドラマの主題歌『聖母たちのララバイ』で大ヒットを記録し、オリコンチャートの週間売上1位を獲得しています。この曲は80万枚以上を売り上げる人気を博し、以後も多くの作品で主題歌を手がけました。1984年には芸映を退社し、個人事務所スリー・ジーを設立して活動を続けました。

プライベートと家族

1988年に商社勤務の男性と結婚し、益田宏美という名前にも変更。しかし、その結婚は5年後に協議離婚となり、子供の親権争いを経て、子供との距離が生じます。1995年に芸名を元に戻し、再び音楽活動に専念しました。2009年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』で共演した今拓哉と再婚しましたが、2023年に2度目の離婚を果たします。

活動の再開と近年の展開

活動再開後も精力的に音楽や舞台での活動を続けてきた岩崎は、2021年には野口五郎とのジョイントコンサートを行い、2人のデュエットシングルもリリースしました。デビュー45周年を迎えた2020年にはYouTubeチャンネルも開設し、現在も音楽活動を積極的に行っています。

音楽スタイルと評価

岩崎宏美は、その高い歌唱力で多くのファンを魅了し続けています。ジャンルを問わず多様な楽曲を歌い上げる彼女は、日本の音楽シーンでの重要な存在として位置づけられています。彼女の音楽やライブパフォーマンスは多くの評価を受けており、身近な存在としてファンとの絆を深めてきました。

岩崎宏美のこれまでの歩みは、単なる歌手活動に留まらず、多くの人々に感動を与え続けています。彼女の音楽活動や人間性は、これからの世代にも語り継がれ、多くの人々に影響を与え続けていくことでしょう。

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