五体

五体とは

五体という言葉は、主に以下の二つの意味で使用されます。

1. 身体の五つの部分：
頭・首・胸・手・足
頭・両手・両足
漢方医学における五体：筋・血脈・肌肉（きにく）・骨・皮

2. 漢字の五つの書体：
篆書体・隷書体・楷書体・行書体・草書体
古文・大篆・小篆・八分・隷書


本記事では、書道における五体について、特に詳しく解説します。

書道における五体

書道における五体とは、漢字の代表的な書体を指します。これらの書体を学ぶことは、書道の基礎を理解し、表現の幅を広げる上で非常に重要です。五体を網羅的に学習できる字典は、書道家にとって欠かせないツールと言えるでしょう。

五体を学べる字典

書道の世界では、五体を併記した字典が広く参照されています。以下に、特に著名な字典をいくつかご紹介します。

前田黙鳳 編『五體字書』博文館（1904年）
様々な書体を学ぶ上で参考になります。

松田舒 編『五體字鑒』共益商社（1911年）
書体について詳しく知りたい場合におすすめです。

法書会編輯部 編『袖珍五體字類』高田竹山、西東書房（1916年）
持ち運びにも便利なサイズで、手軽に参照できます。

鈴木香雨 編『五體字彙』文僊堂（1927年）
書体の種類が豊富です。

伏見冲敬 編『角川書道字典』角川書店（1977年）

石飛博光 編『常用漢字五体字集』日本放送出版協会（2000年）
常用漢字に絞って五体を学べるため、日常的に書道に触れる方におすすめです。

これらの字典は、書道作品の制作や研究において、貴重な情報源となります。それぞれの字典の特徴を理解し、目的に合ったものを選ぶことが大切です。書道に取り組む上で、これらの字典を参考に、五体の理解を深めていきましょう。

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