五十嵐毅

五十嵐毅：守備を極めた異色の雀士

五十嵐毅（いがらし たけし）プロは、1959年生まれ、日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士です。新潟県新潟市出身で、O型。
「イガリン」の愛称で親しまれ、「至高の守備派」「卓上のボランチ」「至高のベタオリスト」など、そのプレースタイルを表すキャッチフレーズを数多く持ちます。

プロとしての軌跡

五十嵐プロは、最高位戦日本プロ麻雀協会を脱退後、2001年の日本プロ麻雀協会結成時より同協会に所属。副代表を経て、2005年11月には土井泰昭の後を継ぎ、二代目代表に就任しました。

特筆すべきは、第21期最高位戦でのタイトル獲得でしょう。しかし、その際のポイントが史上最低であったため、「史上最弱の最高位」という、ある意味不名誉な称号を与えられることとなりました。

徹底した守備型の雀風

五十嵐プロの雀風は、徹底的な守備型です。失点を極端に嫌い、配牌が悪い際には、相手に鳴かせないように牌を絞り、時には早い段階でオリを選択することも珍しくありません。その徹底ぶりから、他の雀士からは「オリすぎ」「臆病」と揶揄されることもあるようです。

しかし、五十嵐プロは自身のスタイルを貫き、その守備的な麻雀で数々のタイトルを獲得してきました。座右の銘は「一牌の重みを知る」であり、その言葉からも、彼がどれだけ慎重に、そして緻密に麻雀を打っているかがうかがえます。

主な獲得タイトル

最高位（第21期）
八翔位（第35期）
覇王カップ（第4回）
101・昇級者スプリント（第4回）

著書

五十嵐プロは、麻雀戦術に関する著書も多数執筆しています。以下はその一部です。

鉄火場攻略かげろうガイド（2004年、竹書房、西原理恵子との共著）
新・麻雀覇王ブックス(3)五十嵐毅の麻雀 「至高の守備」（2004年、毎日コミュニケーションズ）
* 麻雀 究極の守備（2013年、マイナビ）

これらの著書では、五十嵐プロの麻雀に対する考え方や、具体的な守備戦術が詳しく解説されています。

メディア出演

五十嵐プロは、モンド21麻雀プロリーグなどのテレビ番組にも出演しています。また、オリジナルビデオ「兎USAGI～野性の闘牌～」では麻雀指導も担当しました。

まとめ

五十嵐毅プロは、その独特な雀風と、数々のタイトル獲得により、麻雀界にその名を刻んでいます。「史上最弱の最高位」と呼ばれた時期もありましたが、徹底した守備型のスタイルを貫き、独自の麻雀道を追求する姿は、多くの麻雀ファンに影響を与え続けています。

プロ雀士プロフィール(セガネットワーク対戦麻雀MJ5Evolution公式サイト内)
五十嵐毅 - MONDO TV
五十嵐毅 (@igalin1127) - X（旧Twitter）

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