最高位戦

最高位戦：麻雀界の最高峰を決定するタイトル戦

最高位戦は、最高位戦日本プロ麻雀協会が主催する麻雀のタイトル戦であり、1976年に創設されました。現存する麻雀のタイトル戦の中では、王位戦に次いで2番目に長い歴史を持っています。このタイトル戦の最大の特徴は、運の要素を極力排除し、年間を通じた固定メンバーによる長期リーグ戦で優勝者を決定する点にあります。また、「最高位戦」という名称は、最高位戦日本プロ麻雀協会の略称としても用いられます。

最高位戦の概要

最高位戦は、ムツゴロウこと畑正憲氏の発案により1976年に初めて開催され、以後毎年1回開催されています。初期の頃は、竹書房の麻雀専門誌『近代麻雀』が主催・運営を行っていましたが、同誌の編集方針変更により、第10期からは参加選手の自主運営という形で開催されるようになりました。この自主運営が、現在の最高位戦日本プロ麻雀協会の母体となっています。

1980年には、第5期最高位決定戦の途中で八百長騒動が発生し、麻雀界に大きな波紋を呼びました。その後、1987年には「日本麻雀最高位戦競技規定」が成文化され、1997年からはルールが改正され、一発、裏ドラ、ノーテン罰符ありの一般的なルールが採用されるようになりました。

リーグ構成と昇降級

最高位戦は、A1からD3までの計10リーグで構成されており、各リーグの成績に応じて選手の昇降級が行われます。A1リーグの成績上位3名が、前年度の最高位と最高位決定戦に出場する権利を得ます。ただし、過去には決定戦の形式が異なり、足切りが行われていた時期もありました。また、最下位リーグには降級点制度が導入されており、2期連続で降級点を取ると再受験が必要となります。

飯田正人プロは、通算10期の最高位獲得と4連覇という記録を保持しており、「永世最高位」の称号を得ています。

女流最高位戦

2001年には、女流最高位戦が発足しました。ルールは最高位戦リーグと同様で、上位3名が女流最高位決定戦に出場する権利を得ます。

第1期最高位戦について

第1期最高位戦には、阿佐田哲也、小島武夫といった著名なプロ雀士が参加しました。当初は、順位率と得点の2部門で成績を評価する方法が採用されましたが、第2期からは得点と順位点の合計で評価する方法に統一され、最高位は一期につき一人となりました。

歴代最高位

歴代の最高位については、最高位戦日本プロ麻雀協会の公式サイトなどで詳細な情報が公開されています。

関連情報

• - 最高位戦日本プロ麻雀協会
• - 最高位戦Classic
• - 最高位戦八百長疑惑事件

最高位戦は、麻雀プロにとって最高の栄誉であり、その歴史と伝統は麻雀界において重要な位置を占めています。

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