五十嵐莉子

五十嵐莉子のプロフィール

五十嵐莉子（いがらし　りこ）は、1999年9月27日生まれで、東京都出身の元女子柔道選手です。彼女は40kg級、44kg級、48kg級といった様々な階級で競技を行い、身長148cm、血液型はO型です。柔道の段位は参段で、右組みを得意とし、特に背負投を主な技としています。引退後はTBSテレビに勤務し、ディレクターとして活動しています。

柔道経歴のスタート

莉子は、柔道指導者である父親の影響を受けて、5歳の時に柔道を始めました。姉の真子に続いてのスタートであり、早いうちからその才能を発揮しました。平塚市立浜岳中学校へ入学すると、2年生で全国中学校柔道大会の40kg級において優勝を果たします。3年生になり、全日本カデでも優勝し、続いて階級を44kg級に上げて全国中学校柔道大会で3位に入賞しました。

高校での更なる活躍

その後、横須賀学院高校に進学すると、1年生で全日本カデでのタイトルを2連覇しました。世界カデ大会では準々決勝でウクライナの選手に敗れ、3位となりました。また、全日本ジュニアでは2位に入賞し、世界ジュニアへの代表にも選ばれ、決勝戦では韓国の選手に敗れて再び2位という結果に終わります。2年生の時には全日本ジュニアの48kg級に出場するも初戦で敗退。高校最後の年となる3年生では、48kg級でインターハイに挑戦し、5位に入賞しました。

大学進学とTBSテレビでのキャリア

2018年には慶應義塾大学総合政策学部に入学し、体育会柔道部に参加。2022年に大学を卒業し、TBSテレビに入社しました。現在、情報制作局のディレクターとして『ひるおび』などの番組制作に関わっています。2023年には全日本実業柔道個人選手権大会に48kg級で出場し、ベスト8入りを果たしました。この結果により、自身初めて講道館杯全日本柔道体重別選手権大会にも出場しました。

企画演出と特番

2024年には、TBSの若手育成番組『キカクノタネ』で自身が考案した企画「キンニクッキング」がMCを務めるチョコレートプラネットによってMVPに選ばれ、特番の放送権を獲得しました。この特番は、同年8月19日に放送され、多くの視聴者に楽しまれました。さらに、2024年のパリオリンピックでは女子48kg級金メダリストの角田夏実が担当番組に出演した際、彼女の技を実演する受け手としても活躍しました。

戦績の概要

五十嵐莉子はその柔道キャリアにおいて数々のタイトルを獲得しています。

• - 2013年: 全国中学校柔道大会　個人戦優勝（40kg級）
• - 2014年: 全日本カデ優勝（40kg級）、全国中学校柔道大会3位（44kg級）
• - 2015年: 全日本カデ優勝（44kg級）、ドイツカデ国際優勝、世界カデ3位、全日本ジュニア2位、世界ジュニア2位
• - 2017年: インターハイ5位
• - 2023年: 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会出場

このように、五十嵐莉子は柔道選手として数々の栄冠を手にし、現在ではTBSテレビで新たなキャリアを築いています。

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