五線譜のメッセージ

五線譜のメッセージ

『五線譜のメッセージ』は、崎谷健次郎による待望の11枚目のオリジナル・アルバムで、2013年10月16日にリリースされました。このアルバムは、愛や優しさが失われがちな現代に対し、ポジティブなエネルギーを届けることを目指した作品として位置づけられています。アルバムの中で伝えられるメッセージは、「今生きている全ての人によるパレード、人間賛歌」であり、リスナーが共感できる内容が詰め込まれています。

作品構成

アルバムは新曲12曲と、ファンからの投票によって選ばれたリアレンジ楽曲1曲から成り立っています。プロデュースは崎谷自身が手がけており、全曲のプログラミング、キーボード、ボーカル、コーラスも彼が担当しています。サウンドの中には、百年前の音楽を現代に再解釈したグレン・ミラー風のジャズと、レトロなシンセサイザーによるピアノポップが融合しています。

収録曲の紹介

五線譜のメッセージ

アルバムのタイトル曲であり、メロディと歌詞が思い出や夢を紡いでいく内容です。

HIGHER

70年代のエッセンスを感じさせるアッパーなビートのエレクトロファンクで、リズムの心地よさが聴く者を引き込みます。

太陽にあふれて

ラウンジビートとラテンの要素を取り入れた切なさが魅力の楽曲です。早くも2012年にライヴで初披露され、多くのファンの心を掴みました。

記憶の悪戯

昔の恋愛を思い起こすような曲調が特徴で、70年代のスティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせるスムーズなR&Bナンバーです。初披露は2013年のファンイベントでした。

Tokyo Aquarium

珍しいスローなR&Bを探求した楽曲で、2009年のライヴで初めて世に出ました。心に残るメロディが印象的です。

Starting point

デビュー25周年を記念したシングルのタイトル曲で、ポップスの黄金期を思わせるメロディが魅力的なバラードです。

Colours of life

アジアの旋律が感じられる和風の楽曲で、二胡の使用で意外性を演出しています。これもまた、聴く者に新しい体験を提供します。

すべて、ひとつの愛に

明日を見つめる大切さを感じさせてくれる内容の曲で、オルゴールバージョンも制作されています。

Night Flight

クラブビートとウッドベースが取り入れられたJazzyな雰囲気がある楽曲で、今までの崎谷にはなかった新たな一面を覗かせています。

愛がことばだけではないことを

ギターポップで希望と友愛をテーマにし、ライブで初披露されました。

風を抱きしめて

シンセポップからリアレンジされた温かいバンドサウンドで、ファンの支持を集めている楽曲です。

森の陽は魚を映す

現代の日本人に深響くような楽曲で、心を洗い流す役割を果たしています。ライヴでの初披露も話題となりました。

Fine after rain〜雨のち晴れ〜

人生の様々な局面を乗り越える様に元気づける曲です。

制作とアートワーク

アルバムは、東京のスタジオSOUND ARTS、PLANET KINGDOM、GINZA RECORDSで収録され、様々なエンジニアによって仕上げられています。ジャケットデザインは、水野歌や締めくくった神戸菜美子が手掛けています。表紙には美しい青空を背景に崎谷が描かれ、見る者を惹きつけるビジュアルとなっています。

このアルバムは、聴く人々に温もりと感動を与えることを目指した、崎谷健次郎の思いが詰まった作品です。

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