井上あかり

井上あかりは、1996年12月3日生まれ、岡山県出身の日本の柔道選手です。78kg超級の選手として知られ、身長170cm、体重100kgという体格を活かした右組みの柔道スタイルが特徴です。得意技は大内刈や寝技で、積極的な攻めが持ち味です。

井上選手は、4歳で生々館にて柔道を始めました。神奈川県の強豪校である相原中学校に進学すると、3年時にはマルちゃん杯で3位入賞を果たし、その才能を早くから開花させました。地元岡山に戻り、創志学園高校に進学。2年時には全国高校選手権の無差別級で3位に入賞しました。2015年には環太平洋大学に進学し、1年時から学生体重別で3位に入賞するなど、着実に力をつけていきました。

大学2年時には、優勝大会で準優勝、全日本ジュニアでは3位に入賞。体重別団体ではチームの優勝に貢献しました。3年時にはユニバーシアードの無差別級で優勝を果たし、団体戦でもチームを勝利に導く活躍を見せました。学生体重別でも優勝を飾り、講道館杯では決勝で高校生ながら強豪であった素根輝選手を破り優勝を飾るなど、目覚ましい活躍を見せました。しかし、グランドスラム・東京やグランプリ・チュニスでは初戦で敗退するなど、課題も見えました。

4年時には、学生体重別で2位、講道館杯でも2位に終わるなど、悔しい結果も経験しました。2019年に大学を卒業後、東日本旅客鉄道（JR東日本）に所属し、社会人として新たなスタートを切りました。アジアパシフィック柔道選手権では3位入賞、団体戦では優勝に貢献しました。2021年には実業個人選手権で優勝を果たし、全日本選手権では5位入賞を果たしました。2022年の全日本選手権でも5位入賞。また、全日本強化選手選考会では3位に入賞するなど、常にトップレベルで活躍を続けています。

井上選手の戦績は以下の通りです。

2011年 - 全国中学校柔道大会 団体戦 5位
2011年 - マルちゃん杯 3位
2013年 - 全国高校選手権 無差別 5位
2014年 - 全国高校選手権 無差別 3位
2015年 - 学生体重別 3位
2016年 - 優勝大会 2位
2016年 - 全日本ジュニア 3位
2016年 - 体重別団体 優勝
2017年 - 東アジア選手権 個人戦 2位 団体戦 3位
2017年 - 優勝大会 3位
2017年 - ユニバーシアード 個人戦 無差別 優勝 団体戦 優勝
2017年 - 学生体重別 優勝
2017年 - 体重別団体 2位
2017年 - 講道館杯 優勝
2018年 - 学生体重別 2位
2018年 - 講道館杯 2位
2019年 - アジアパシフィック柔道選手権 個人戦 3位 団体戦 優勝
2019年 - 講道館杯 5位
2021年 - 実業個人選手権 優勝
2021年 - 全日本選手権 5位
2022年 - 全日本選手権 5位
2022年 - 全日本強化選手選考会 3位

井上あかりは、常に向上心を持ち、国内外の大会で活躍を続ける、今後の活躍が期待される柔道選手の一人です。

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