井幡政等

井幡政等のプロフィールと経歴

井幡政等（いばた まさとし、1972年8月20日生まれ）は、日本の陸上競技界で長距離走の選手として名を馳せた人物です。彼は富山県出身で、高岡向陵高等学校を経て、山梨学院大学商学部を卒業しました。その後、鐘紡（現・花王陸上競技部）に所属し、2004年からは愛三工業陸上競技部で活躍しました。競技生活を引退した後は、愛三工業陸上競技部の監督を務め、指導者としても評価されています。

高校時代の活躍

井幡は高岡向陵高校で、全国高校駅伝に3年連続で出場し、特に1区での活躍が目立ちました。1年目は区間最下位だったものの、2年目には21位、3年目には5位に順位を上げるなど、着実に実力をつけていきました。

大学時代の記録

1992年に山梨学院大学に進学すると、大学駅伝の舞台でもその才能を発揮。第68回箱根駅伝では1区で区間5位を記録し、チームは初優勝を果たしました。井幡のその後の成績は目を見張るものがあり、特に第4回出雲駅伝では5区区間賞を獲得し、山梨学院大学の連覇に大きく貢献しました。また、第24回全日本大学駅伝でも区間賞を獲得し、当時の最強と称される早稲田大学の選手を抑える快挙を達成しました。

彼の4年次には、出雲駅伝で5区を走り、3年連続の区間賞を獲得。また、箱根駅伝では、渡辺康幸選手と激しい競り合いを繰り広げ、優秀な成績を残しました。大学時代に井幡が記録した成績やタイムは、今なお多くの後輩選手の目標とされています。

引退後の活動

卒業後、井幡は鐘紡に入社し、1997年の札幌国際ハーフマラソンで2位に入賞しました。その後2000年にはびわ湖毎日マラソンでマラソンデビューを飾り、自己ベストタイムの2時間16分40秒を記録します。さらに2001年にはびわ湖毎日マラソンで自己ベストを更新し、2時間13分26秒という記録を残しました。

2004年に愛三工業に移籍し、当年の札幌国際ハーフマラソンでは自己ベストの1時間2分30秒を記録しています。

主な戦績

井幡の競技キャリアには多くの素晴らしい成果があり、以下に主な戦績を示します：

• - 1988年 第39回全国高等学校駅伝競走大会 1区区間47位
• - 1992年 第68回箱根駅伝 1区区間5位
• - 1994年 第70回箱根駅伝 1区区間2位（区間新記録）
• - 1995年 第71回箱根駅伝 4区区間2位（区間新記録）

自己記録

井幡は以下のような自己記録を持っています：

• - 5000m: 13分49秒46
• - 10000m: 28分23秒56
• - ハーフマラソン: 1時間2分30秒
• - マラソン: 2時間13分26秒

井幡政等はそのキャリアを通じて、多くの偉業を成し遂げると共に、長距離走の発展に寄与してきました。彼の経験と知識は、今後の選手たちへの大きな指針となることでしょう。

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