井手麻理子

井手麻理子の音楽キャリア

井手麻理子（いで まりこ）は、福岡県で生まれた日本の歌手であり、独自の音楽スタイルと多様なキャリアを持っています。彼女が音楽に興味を持ち始めたのは、15歳のときにミニー・リパートンの名曲「Lovin’ You」を耳にしたことがきっかけでした。この曲に感動した彼女は、歌の道を目指すようになり、音楽活動を開始します。

井手は1997年に行われたオーディション「avex STARGATE AUDITION」でグランプリを獲得し、同年10月8日にはavex tuneからシングル「CRAWL」でメジャーデビューを果たしました。デビュー当初から多くの注目を集め、1999年にはユーリズミックスのカバーシングル「There must be an angel (Playing with my heart)」がフジテレビ系ドラマ「危険な関係」の主題歌として使用され、一躍注目を浴びました。

2000年には、シングル「太陽の花びら」がキリンビバレッジのCMソングに採用され、井手は初めてCMにも出演。さらに、シングル「愛の原理」が日本テレビ系ドラマ「億万長者と結婚する方法」の主題歌に使用されるなど、彼女の楽曲はテレビドラマとの相性も良いことが証明されました。

また、井手の3rdアルバム『zeal』は、既出の4曲を含んでおり、オリコンチャートで初登場9位を記録しました。しかし、2001年春以降から2003年末まではリリース活動を休止することになります。この休止期間中、彼女はニューヨーク、メンフィス、ニューオリンズ、キューバなどを巡り、自身の音楽的ルーツを探求する旅に出ました。

2003年にはレーベルをcutting edgeに移籍し、3年ぶりに新しいアルバム『HIGH LIFE』を発表。2007年にはデビュー10周年を迎え、『SINGLE COLLECTION』という全9枚のシングルを収録したアルバムをリリースしました。さらに、同年夏には山本耕史との二人舞台ミュージカル「the last 5 years」で初舞台を踏み、以降も追加公演を行うなど、舞台活動にも意欲的に取り組みました。

2013年にはベルウッド・レコードに移籍し、カバー曲を中心としたアルバムを数枚発表。その後も2016年にはデビュー20周年を記念したベストアルバム「SELECT 1997-2016」をリリースするなど、常に新しい挑戦を続けています。

井手麻理子はその豊かな表現力と多彩な音楽スタイルで、多くのファンに愛され続けています。彼女の音楽は、世代を越えて多くの人々に感動を与え、これからも新たな作品を通じて活躍し続けることでしょう。

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