井筒俊司

井筒俊司の経歴

井筒俊司は、1964年3月26日に千葉県で生まれました。1986年3月に防衛大学校を卒業（第30期）し、航空自衛隊に入隊しました。航空自衛隊では、主にF-4EJファントムやF-15Jイーグルといった戦闘機のパイロットとして、第一線で活躍しました。

その後、内閣官房に出向し、ハーバード大学公共行政修士課程を修了。この経験は、彼の視野を広げ、より戦略的な視点を持つきっかけとなりました。帰国後は、第6航空団司令、西部航空方面隊司令官、航空総隊司令官など、航空自衛隊の重要なポストを歴任しました。

2020年8月25日には、第36代航空幕僚長に任命され、航空自衛隊のトップとして組織を率いました。2023年3月30日に退職するまで、その職務を全うしました。

年譜

1986年3月：防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊
2000年7月：2等空佐に昇任
2002年8月：航空幕僚監部防衛部防衛課勤務
2005年1月1日：1等空佐に昇任
2005年9月：航空自衛隊幹部学校付（防衛研究所一般課程入所）
2006年7月：航空幕僚監部防衛部防衛課勤務
2006年12月：航空幕僚監部防衛部防衛課防衛班長
2008年8月1日：第7航空団飛行群司令
2009年7月21日：航空幕僚監部人事教育部補任課長
2011年8月5日：空将補昇任、第6航空団司令 兼 小松基地司令
2012年7月26日：南西航空混成団副司令
2014年8月5日：防衛監察本部監察官
2016年7月1日：航空幕僚監部人事教育部長
2017年8月8日：空将昇任、西部航空方面隊司令官
2019年8月23日：第48代航空総隊司令官に就任
2020年8月25日：第36代航空幕僚長に就任
2022年5月25日：フランス政府よりレジオンドヌール勲章オフィシエを受章
2023年3月24日：入間基地で航空自衛官として最後の飛行訓練を実施。総飛行時間は2,763時間。
2023年3月30日：退職
2023年4月15日：株式会社アストロスケール社長室付副社長に就任。

栄典

レジオンドヌール勲章オフィシエ（2022年5月25日）

井筒俊司は、航空自衛隊での長年のキャリアを通じて、パイロットとしての卓越した技能に加え、組織運営能力や戦略的思考力を培ってきました。退職後も、その経験を活かし、新たな分野で活躍しています。彼の経歴は、防衛分野におけるリーダーシップの重要性を示すだけでなく、グローバルな視点を持つことの価値を教えてくれます。

参考資料

2018年度版 防衛年鑑（防衛年鑑刊行会）
* 航空幕僚長より｜航空自衛隊について｜防衛省 [JASDF] 航空自衛隊

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