第6航空団

第6航空団について

第6航空団（英称: 6th Air Wing）は、航空総隊の傘下にあり、中部航空方面隊に所属する航空団です。この航空団は、石川県小松市に位置する小松基地を司令部としており、主に北陸から中国東部にかけての地域の領空を守る役割を持っています。特に、国籍不明機がこの領空に接近した場合、その対処を行う対領空侵犯措置をimplementedの主要な任務としています。

沿革

第6航空団の歴史は1961年に遡ります。初めての編成は2月1日に行われた「臨時小松派遣隊」でした。5月16日には、千歳基地に属していた第2航空団第4飛行隊（F-86F）が小松基地に移駐され、航空団の隷下に加わりました。その後、6月11日には松島基地から第4航空団の第8飛行隊（F-86F）も移駐し、これにより航空団の編成が一層充実しました。

7月15日、臨時小松派遣隊は正式に「第6航空団」と改編され、その後も様々な部隊が編成されていきます。1964年12月には第8飛行隊が岩国基地に移駐し、第82航空隊に編入されました。

1965年には新たに第205飛行隊（F-104J）が編成されましたが、1975年には第4飛行隊が廃止され、1976年にも第303飛行隊（F-4EJ）が新設されました。1981年には第205飛行隊が廃止され、新たに第306飛行隊（F-4EJ）が形成されるなど、部隊の構成は変化を続けていきます。

1987年と1997年にはそれぞれ第303飛行隊と第306飛行隊が機種更新を行い、F-15Jに移行しました。2004年には第6基地防空隊が新編され、2007年にはF-15Jの近代化機が配備されました。2016年には小松基地への飛行教導群の移動に伴い、整備補給群がその航空機の整備を担当することになりました。

部隊編成

第6航空団の主要な組織は以下のように編成されています：

• - 第6航空団司令部

- 監理部
- 人事部
- 防衛部
- 装備部
- 安全班
- 衛生班
- 副官

• - 飛行群

- 第303飛行隊（F-15J/DJ・T-4）
- 第306飛行隊（F-15J/DJ・T-4）

• - 整備補給群（飛行教導群の機材の整備も担当）

- 検査隊
- 装備隊
- 修理隊
- 車両器材隊
- 補給隊

• - 基地業務群

- 第6基地防空隊（VADS・81式短距離地対空誘導弾）
- 飛行場勤務隊
- 施設隊
- 通信隊
- 管理隊
- 業務隊
- 会計隊
- 衛生隊

このように、第6航空団は多くの部隊から成り立っており、様々な任務を効率的に遂行しています。この航空団が果たす役割は、国の安全保障にとって極めて重要です。

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