井関駅

井関駅（いせぎえき）は、三重県津市一志町井関に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）名松線の駅です。山間ののどかな場所にあり、ローカル線の雰囲気を色濃く残しています。

歴史

井関駅は、1930年（昭和5年）に名松線の延伸に伴い、終着駅として開業しました。その後、路線の延伸により途中駅となり、地域の足として利用されてきました。

1930年（昭和5年）3月30日：鉄道省名松線権現前駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設。一般駅。
1931年（昭和6年）9月11日：名松線当駅 - 家城駅間延伸、途中駅となる。
1965年（昭和40年）10月1日：貨物・荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる。

駅構造

現在の井関駅は、線路の南側に単式ホーム1面1線を有する地上駅です。無人駅で、松阪駅が管理しています。ホームには伊勢奥津寄りに待合所が設置されており、列車を待つ間、雨風をしのぐことができます。かつては駅舎や交換設備、貨物側線がありましたが、無人化後に撤去されました。

利用状況

井関駅は、三重県内の常設駅の中では最も利用者が少ない駅の一つです。これは、駅が山間部に位置していることや、近くを近鉄大阪線が通っており、運転本数が多いことが要因として考えられます。「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は減少傾向にあります。

駅周辺

井関駅の周辺は、自然豊かな風景が広がっています。特に目立つのは蜜柑園で、四季折々の風景を楽しむことができます。

おやつカンパニー井関工場
近鉄大阪線 伊勢石橋駅：北へ2.3km、徒歩30分程度。

バス路線

駅前には三重交通のバス停があり、以下の路線が利用できます。

11系統 三重中央医療センター（久居駅経由）
11系統 久居駅
* 11系統 室の口

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■名松線

一志駅 - 井関駅 - 伊勢大井駅

まとめ

井関駅は、名松線のローカルな雰囲気を味わえる駅です。利用者は少ないですが、周辺には自然が豊かで、のんびりとした時間を過ごすことができます。機会があれば、ぜひ一度訪れてみてください。

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