京四郎

京四郎

『京四郎』は、樋田和彦による日本の漫画作品。1995年から2000年まで『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）で連載されました。作者にとって初の連載作品であり、ヤンキー漫画というジャンルでありながら、喧嘩や抗争だけでなく、アウトドアやスポーツなど幅広い題材を取り上げ、約5年間の長期連載となりました。

物語は、主人公である佐倉京四郎を中心とした高校時代と中学時代のエピソードで構成されています。舞台は長野県の上田市・軽井沢町という設定。

2009年には、『週刊少年チャンピオン』の創刊40周年を記念して読切作品が掲載され、2023年からは23年ぶりの続編となる『京四郎 少年ヤクザ編』が『マンガクロス』で連載開始。少年ヤクザと恐れられた京四郎と緑川誠の過去が描かれています。

あらすじ

高校生編

春、長野県。佐倉京四郎は彼女の西山麗子と共に上田清水ヶ丘高校に入学。改造学生服を着る不良の間で金を集めるシステムに巻き込まれ、1年の頭を倒した京四郎は集金グループから敵視されます。親友の緑川誠と共にこの状況を抜け出し、黒幕を倒すことを決意。

2年生になると、野球部のエース倉田ちゃんの夢を叶えるため甲子園を目指し、初出場初優勝を飾ります。その頃、相沢が率いるチーム「白夜PARTⅡ」が勢力を拡大。京四郎と緑川は「白夜」との対決を決意し、「MAX」を再結成して「広域連合」を率い、相沢との最終決戦に挑みます。

3年生になると、名古屋時代の相棒である九里が率いる暴走族潰しの集団「無名」が長野に侵攻。「広域連合」を再度率いて戦いに挑みます。

中学生編

高校編に遡ること約3年前。佐倉京四郎は名古屋にいて、中学校を仕切ろうとしていました。しかし、その中学校は「暴走族養成中学」と言われ、不良達のバックには巨大暴走族「零帝国」がいました。兄の復讐を誓う九里と、スケバン達に目の敵にされていた葉山と3人で「零帝国」に戦いを挑みます。

中学2年の冬、佐倉京四郎は名古屋から軽井沢第三中学校に転校。緑川誠と出会い、当初は対立するも、やがて互いを認め合い、頼れる相棒として共に過ごします。チーム「RUDE」との抗争を経て、伝説のチーム「MAX」の力を借り、200名に対して抗争を仕掛けます。

登場人物

佐倉 京四郎
主人公。上田清水ヶ丘高校の生徒。金髪とサングラスがトレードマーク。喧嘩が強く、頭も切れる。野球の才能もあり、甲子園で活躍する。霊感が強く、妖怪や幽霊の知識も豊富。
緑川 誠
京四郎の親友。バンダナがトレードマーク。「長野最強の男」を自称する。京四郎とは対照的に、自分の拳で戦うタイプ。バイクが好きで、腕も立つ。
西山 麗子
京四郎の彼女。京四郎とは中学時代から交際している。気が強く、京四郎の喧嘩を止めようとはしない。高校卒業後は教師となる。
川代 美千代
暴走族「妃魅子」の特攻隊長。喧嘩っ早く、気が強い。緑川の彼女。
相沢 麗人
チーム「白夜PARTⅡ」の総長。京四郎以上の実力を持つと言われる。卒業後は建設会社に就職。

ドラマCD

1998年にバンダイ・ミュージックエンタテインメントからドラマCDが発売されました。

外部リンク

京四郎［公式］ - Twitter

京四郎Officialblog

京四郎Official（@xkyoshirox46） - Instagram

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