京成バス千葉ウエスト

京成バス千葉ウエスト株式会社

京成バス千葉ウエスト株式会社は、千葉県浦安市に本社を構えるバス運行事業者です。親会社である京成電鉄バスホールディングスの傘下にあり、主に千葉県の北西部地域でバス事業を展開しています。この会社は、2025年春に行われた京成グループのバス事業再編に伴い、新たな体制のもとで発足しました。

設立と事業再編

会社の設立は2025年（令和7年）4月1日です。これは、京成グループが推進するバス事業の再編計画の一環として実施されました。具体的には、主に東京ディズニーリゾート内の輸送を担う目的で設立された京成トランジットバスを存続会社とし、オリエンタルランドが全額出資して設立された東京ベイシティ交通、そして新京成電鉄のバス事業を引き継いだ船橋新京成バス（鎌ヶ谷営業所のみ）および松戸新京成バスが合併しました。この合併と同時に、存続会社である京成トランジットバスの商号が「京成バス千葉ウエスト株式会社」に変更されました。

なお、この再編において、法人としての船橋新京成バスは京成バス千葉ウエストに吸収合併されましたが、同社のすべての営業所が引き継がれたわけではありません。船橋新京成バスの鎌ヶ谷営業所は京成バス千葉ウエストの一部となりましたが、旧習志野新京成バスを前身とする船橋新京成バス習志野営業所は、同日付で京成バス千葉セントラルに引き継がれ、「京成バス千葉セントラル習志野西営業所」として運営されています。

さらに、翌年の2026年（令和8年）4月1日には、京成バス本体が管轄していた松戸営業所と市川営業所が、京成バス千葉ウエストに編入されることが計画されています。

オリエンタルランドとの関係

京成バス千葉ウエストは、その前身である京成トランジットバスおよび東京ベイシティ交通の設立経緯から、株式会社オリエンタルランドが株式の26.8%を保有しています。このため、オリエンタルランドの持分法適用会社としても位置づけられています。

沿革

現在の京成バス千葉ウエストに至るまでの主な流れは以下の通りです。

1976年11月12日：オリエンタルランドの完全子会社としてオリエンタルランド交通株式会社が設立されます。
1977年4月1日：オリエンタルランド交通が乗合バス事業を開始します。
1987年9月16日：オリエンタルランド交通が貸切バス事業を開始します。
1989年8月1日：オリエンタルランド交通が東京ベイシティ交通株式会社へ商号を変更します。
1999年2月2日：京成トランジットバス株式会社が設立されます。
2001年7月27日：京成トランジットバスが「ディズニーリゾートクルーザー」の運行を開始します。
2003年4月28日：新京成電鉄のバス事業が分社化され、船橋新京成バス株式会社、習志野新京成バス株式会社、松戸新京成バス株式会社の3社が設立されます。
2003年10月1日：船橋新京成バス、習志野新京成バス、松戸新京成バスの3社が乗合バス・貸切バス事業を開始します。
2014年4月16日：船橋新京成バスが習志野新京成バスを吸収合併し、船橋新京成バス習志野営業所とします。
2024年11月1日：京成電鉄がバス事業再編に備え、中間持株会社である京成電鉄バスホールディングスを設立します。
2025年4月1日：京成トランジットバスを存続会社として、東京ベイシティ交通、船橋新京成バス（鎌ヶ谷営業所）、松戸新京成バスを吸収合併し、京成バス千葉ウエスト株式会社へ商号を変更します。

本社・営業所、路線

本社および営業所は全て千葉県内に設置されています。詳細については、各営業所の個別記事を参照してください。

運行路線に関しても、各営業所の記事で詳しい情報が提供されています。

関連項目

京成グループ
京成電鉄
京成電鉄バスホールディングス
新京成バス

外部リンク

公式ウェブサイト（京成バス）

（この記述は、2025年4月1日時点での情報に基づいています）

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