京築広域農道

京築広域農道について

京築広域農道は、福岡県京都郡みやこ町から築上郡上毛町に至る広域農道です。この地域は谷が多く、以前は隣の谷へ移動する際に麓まで迂回する必要がありました。一部には林道も存在しましたが、道幅が狭く通行に難がありました。そこで、地域間の移動を円滑にするため、谷を貫くトンネルを建設し、広域農道が整備されました。

開通と概要

2012年6月26日に全線開通した京築広域農道は、東西に連なる山々を10本のトンネルで貫いています。これにより、みやこ町から上毛町までが直接結ばれました。道路は片側1車線の農道として整備され、国道10号の南側を並走するルートを取っています。現在では、みやこ町勝山大久保から上毛町友枝までの区間が、既存の県道などを含め一本の道路として繋がっています。

道路の利用

この農道は、国道10号のバイパスとしても利用されることが多く、地域住民の生活道路として重要な役割を果たしています。

路線データ

起点: 福岡県京都郡みやこ町勝山大久保（みやこ町勝山新町交差点、国道201号交点、福岡県道58号椎田勝山線終点）
終点: 福岡県築上郡上毛町大字上唐原（上毛町水出交差点、福岡県道・大分県道16号吉富本耶馬渓線起点、福岡県道・大分県道110号東下中津線上）

通過する自治体

京築広域農道は以下の自治体を通過します。

1. 京都郡みやこ町
2. 築上郡築上町
3. 豊前市
4. 築上郡上毛町

特徴

京築広域農道の最大の特徴は、そのトンネルの多さです。300mから650m級のトンネルが10本も連続して設けられており、これにより山間部をスムーズに移動できるようになりました。この道路の開通によって、地域間の連携が強化され、住民の生活の利便性が大きく向上しました。

京築広域農道