京都学生祭典とは
京都学生祭典は、毎年10月上旬に
京都市で開催される学生主体の祭典です。
2003年から始まり、京都の学生を中心とした実行委員会が、行政、経済界、大学、地域社会と連携して運営しています。この祭典は、学生の自主性と創造性を発揮する場として、地域社会に活力を与えることを目的としています。
組織体制
祭典は、主に以下の組織によって運営されています。
京都学生祭典実行委員会(主催団体):18歳以上の学生有志で構成され、実行委員長を中心に企画運営部、営業部、広報部、おどり普及部、警備部、年間交流部、総務部の7部署で組織されています。各部署がそれぞれの役割を担い、祭典の円滑な運営を支えています。必要に応じて、各回ごとにプロジェクトチームも結成されます。
京都学生祭典組織委員会(共催団体):大学、経済界、行政の長など12名で構成され、祭典の最終的な議決・承認機関です。
京都学生祭典企画検討委員会:大学の学生部長クラス、協賛企業担当者、行政・地域担当者などで構成されています。
これらの組織が連携し、祭典の企画から運営までを包括的に行っています。
過去の開催
祭典は、京都市内の様々な場所で開催されてきました。初期は平安神宮や岡崎公園周辺が中心でしたが、近年では京都駅ビルなど、より多くの人が集まる場所でも開催されています。
第1回:
2003年10月11日 平安神宮・岡崎公園周辺
第2回:2004年10月9日 京都会館(規模縮小)、2004年12月5日 国立京都国際会館(冬の陣)
第3回:
2005年10月9日 平安神宮・岡崎公園周辺
第4回:2006年10月7日 京都駅ビル、10月8日 平安神宮・岡崎公園周辺
第5回:
2007年10月6日 京都駅ビル、
新風館、
10月7日 平安神宮・岡崎公園周辺
第6回:2008年10月11日 京都駅ビル、新風館、10月12日 平安神宮・岡崎公園周辺
第7回:
2009年10月10日 京都駅ビル、
新風館、
10月11日 平安神宮・岡崎公園周辺
第8回:2010年10月9日 京都駅ビル、京都駅前地下街ポルタ、10月10日 平安神宮・岡崎公園周辺
第9回:2011年
10月9日 平安神宮・岡崎公園周辺
第10回:2012年10月7日 平安神宮・岡崎公園周辺
第11回:
2013年10月13日 平安神宮・岡崎公園周辺
第12回:2014年10月12日
第13回:
2015年10月11日
主な企画
祭典では、様々なジャンルの企画が実施されています。特に人気のある企画は以下の通りです。
京炎 そでふれ!全国おどりコンテスト:第3回から毎年開催されている、ノンジャンルの踊りコンテストです。小学生から一般まで幅広い層が参加し、迫力のあるパフォーマンスが繰り広げられます。
Kyoto Student Music Award (KSMA):第1回から開催されている学生音楽コンテストです。優勝者には、メジャーデビューのチャンスが与えられます。
デモテープ審査、公開ライブ審査を経て、グランプリが決定します。
縁日:各大学のサークルや地元自治体が出店する企画です。第3回から毎年開催され、様々な食べ物やゲームが楽しめます。食中毒対策やリユース食器の導入など、安全面や環境面への配慮もされています。
企業連携シリーズ:第4回から実施された企画で、学生と企業のコラボレーション企画です。学生のアイデアと企業のノウハウが融合した、ユニークな企画が展開されています。
Grand Finale:祭典の最後を飾る企画で、京炎 そでふれ!全国おどりコンテストの受賞者による演舞や、Kyoto Student Music Awardのグランプリ受賞者のライブが行われます。最後は参加者全員で「京炎 そでふれ!」を踊り、祭典を締めくくります。
その他の企画
過去には、様々な企画が実施されてきました。例として、以下のようなものがあります。
オープニングパレード
ドリームオーケストラ
京都国際学生映画祭
チャレンジベースボール
スポーツフェスティバル
パフォーマンスランド
駅の音楽会
灯祭り
京炎 そでふれ! について
「京炎 そでふれ!」は、京都学生祭典を象徴する創作オリジナル踊りです。祭典のコンセプト「イベントから祭りへ」を具現化するために生まれました。踊りの振り付けは今中友子氏、音楽や衣装は株式会社太鼓センターが制作しました。2005年3月に初披露され、その後、普及活動が行われ、多くの人に親しまれています。
その他
第1回京都学生祭典実行委員会のメンバーには、当時
立命館大学に在籍していた
倉木麻衣がいました。彼女はGrand Finaleでライブを行い、その模様はNHKで放送されました。
関連人物・団体
倉木麻衣
堀あかり
京都学生人間力大賞
財団法人大学コンソーシアム京都
京都の大学「学び」フォーラム
シカゴプードル(第1回KSMAグランプリ受賞者)
鬼頭由芽(第4回・第5回・第6回・第7回学生司会者)
藤川貴央(第6回・第7回学生司会者)
人生が変わる1分間の深イイ話(京都新撰組プロジェクト)
脚注
京都学生祭典は、学生たちの情熱と創造力が結集した、京都を代表する祭典です。今後も、学生たちが主体となって、新たな文化や交流を生み出すことが期待されます。
外部リンク
京都学生祭典公式ホームページ
Kyoto Student Music Award公式ホームページ
京都学生広報部(コトカレ)