京都府道617号上延利線

京都府道617号上延利線の概要

京都府道617号上延利線（きょうとふどう617ごう あげのぶとしせん）は、京都府の宮津市から京丹後市に至る、一般的な府道として整備されています。この道路は，宮津市の字日置から京丹後市の大宮町延利までの区間を結ぶ重要な交通路です。特にこの道は宮津市北部の日置地区と京丹後市東部の五十河地区を結ぶ役割を持っており，地域の移動をサポートしています。

路線の詳細

起点は宮津市の字日置に位置する金剛心院前交差点となっており、ここでは京都府道75号浜丹後線と交差しています。終点は京丹後市大宮町延利の延利桜木交差点で、ここでは京都府道53号網野岩滝線や京都府道618号上世屋内山線の終点としても知られています。全長は約7.1kmですが、宮津市字畑から京丹後市大宮町新宮の間に不通区間が存在しており、事実上それぞれの区間が盲腸線となっています。

不通区間と迂回路

特に問題として挙げられるのが、宮津市字畑から京丹後市大宮町新宮にかけての不通区間です。この区間は市境付近に位置しているため、通行ができません。そのため、この不通区間を迂回するためには、国道178号や京都府道53号網野岩滝線、もしくは京都府道75号浜丹後線や京都府道618号上世屋内山線を利用する必要があります。また、丹後縦貫林道も選択肢となりますが、確認なしに通行することは避けた方が良いでしょう。時折、工事による通行止が発生するため、現地の情報は事前に確認しておくことが推奨されます。

重複区間と地理的特徴

京都府道617号上延利線には、京都府道618号上世屋内山線および京都府道655号味土野大宮線との重複区間も存在します。この重複区間は、京丹後市の大宮町五十河から出発し、延利桜木交差点まで続きます。道の地理は多様であり、起点付近では畑川に沿って西へ遡上し、畑集落の近くを通行します。終点側は、新宮集落付近からは丹後縦貫林道とほぼ平行に走る竹野川の源流を辿り、南西へ進みながら延利集落に達する構造になっています。

通過する自治体と沿線の名所

この道路が通過する自治体には宮津市と京丹後市があります。また、沿線には自然が豊かで、史跡や神社も多数存在します。たとえば、金剛心院や有坂神社、三社神社などの名所があり、地域の歴史や文化を体感することができます。加えて、新宮窯跡もこの近くに位置しており、訪れる価値があります。

京都府道617号上延利線は、景観や歴史を感じることができる重要な道であり、地域社会にとって欠かせないインフラの一つと言えるでしょう。

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