京都府道618号上世屋内山線

京都府道618号上世屋内山線について

京都府道618号上世屋内山線（きょうとふどう618ごう かみせやうちやません）は、京都府の宮津市から京丹後市に至る一般府道です。この路線は、宮津市字上世屋から京丹後市大宮町延利にかけて、世屋高原と東部の五十河地区を結んでいます。

概要

この道は、宮津市北部に位置する世屋高原付近と、京丹後市大宮町にある五十河地区をつなげる重要な交通路です。しかし、未改良の狭い区間が残っており、特に1 - 1.5車線程度の狭隘な部分が存在しています。また、一部の区間は通行止めとなっているため、利用時には注意が必要です。

起点は、宮津市字上世屋にある世屋高原口交差点で、ここは京都府道75号浜丹後線と交差しています。そして、終点は京丹後市大宮町延利の延利桜木交差点で、ここでは京都府道53号網野岩滝線や617号上延利線、655号味土野大宮線と交わります。総延長は約5.4773キロメートルです。

不通区間の詳細

この路線にはいくつかの不通区間が存在します。具体的には、宮津市字上世屋から駒倉にかけての区間が2011年4月11日以降通行止めとなっています。この区間は、路面の段差が発生したためであり、そのために丹後縦貫林道への接続もできなくなっています。また、駒倉から京丹後市大宮町五十河間にも不通区間があり、ここを通ることができません。代替ルートとして丹後縦貫林道が挙げられますが、工事のために通行止めになっていることもあるため、事前に情報を確認することが推奨されます。

一部の地図では駒倉から五十河への抜け道が描かれていますが、この道は廃道となっており非常に危険です。また、2012年8月の時点では、一部区間で災害による通行止めが1年以上続いているため、利用の際には最新の情報をもとに安全を確認してください。

路線状況と重複区間

この道には重複区間もあり、特に京都府道655号味土野大宮線や617号上延利線と交差しています。重複区間は、京丹後市大宮町の五十河から延利桜木交差点までの部分です。

地理と通過する自治体

京都府道618号上世屋内山線は、起点から西の山中を通るルートと、終点では竹野川の源流に沿って南に向かって走ります。この道は、宮津市と京丹後市の2つの自治体を通過します。

自然と観光スポット

沿線には自然豊かな世屋高原があり、多くの訪問者がいます。また、史跡として駒倉廃村の碑や、小野小町の墓とされる小町塚があります。神社や仏閣も多く、妙性寺、中原神社、霧ノ宮神社などが近くに点在しています。そして、余暇や観光が楽しめる小町公園も、利用者にとって魅力的なスポットと言えるでしょう。

以上のように、京都府道618号上世屋内山線は、美しい自然を楽しむことができる一方で、交通状況には注意が必要な道でもあります。

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