京都府道654号井辺平線

京都府道654号井辺平線

京都府道654号井辺平線（きょうとふどう654ごう いのべへいせん）は、京都府京丹後市を通る一般府道で、地域の交通を支える重要な役割を担っています。この道路は、京丹後市弥栄町井辺から丹後町平に至る約14.9kmの区間を結び、主に弥栄地区と野間地区を結ぶ経路として広く利用されています。さらに、野間地区からは宇川沿いに下り、国道178号との交差点に接続します。

概要

この府道は、京丹後市北東部の弥栄町に位置し、地形的にも変化に富んでいます。弥栄町には多くの自然が広がり、竹野川を渡る部分では美しい景色を楽しむことができます。登山と下りを繰り返しながら、野間地区へと進む経路は交通の要所となっており、周辺住民には欠かせない道路となっています。

歴史

この路線は、1959年（昭和34年）12月18日に京都府によって一般府道の一つとして認定されました。それ以降、大きな変更はないものの、時代の流れに合わせた路線の見直しが行われ、1994年（平成6年）には路線番号が654号に変更されています。このように、長い歴史を持ちながらも、今なお地域の交通網の中心として機能しています。

路線データ

• - 起点: 京丹後市弥栄町井辺（京都府道656号間人大宮線交点）
• - 終点: 京丹後市丹後町平（平交差点、国道178号交点）
• - 総延長: 14.8917 km

路線状況

弥栄町弥栄地区の一部には走行に注意が必要なクランク状になっている場所があります。また、野間地区へ向かう途中には一部改良された区間も存在しており、他の府道と並行している京都府道57号弥栄本庄線は悪路とされ、多くの場合通行困難です。特に野間地区から丹後町宇川地区への区間には道幅が狭い部分やガードレールが設置されていない部分もあり、安全運転が求められます。

通行規制

この道路では梅雨時期や台風時に、特定の雨量を超えた場合に通行規制が設けられています。雨量規制区間は弥栄町から野間地区、さらに野間地区から宇川地区の2か所にあり、安全性を確保するための措置として重要です。具体的な規制解除条件は、1時間あたりの降雨量が0mmが4時間続いた場合となっています。

地理と沿線情報

起点から竹野川を横断し、その後は平野を東に進みます。峠を越えると野間地区に入るのですが、このエリアからは北へ進み、宇川に沿った道を通ります。最終的には日本海の河口近くにある丹後町平で国道178号に接続し、アクセスの要所となっています。
なお、沿線には京丹後市立黒部小学校や平簡易郵便局などの施設もあり、地域コミュニティにおいても重要な役割を果たしています。

このように、京都府道654号井辺平線は地域の交通網において非常に重要な道路です。自然美あふれる地域を通り、住民にとって欠かせない存在となっていることが分かります。

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