京阪バス寝屋川営業所

京阪バス寝屋川営業所：寝屋川市とその周辺地域を結ぶ路線網

京阪バス寝屋川営業所は、大阪府寝屋川市高柳栄町に位置し、寝屋川市とその周辺地域を結ぶ路線を数多く運行しています。最寄りのバス停は「寝屋川車庫」です。営業所略称は「寝」です。

歴史

1960年10月18日、守口営業所から移転して開設されました。当初は「寝屋川営業所」でしたが、1978年4月1日の交野営業所開設に伴い「寝屋川支所」となりました。その後、京阪シティバスへの運行管理委託（2000年10月1日）や業務縮小を経て、2002年8月には京阪バス初のノンステップバスを導入。2003年にはタウンくる寝屋川音羽町線を移管し、業務範囲を拡大しました。2007年には茨木方面への路線を開設し、運行エリアは寝屋川市、守口市、門真市など7つの自治体に広がりました。2020年3月末には京都京阪バスへの運行委託が終了し、約20年ぶりに直営に戻り、2024年7月には支所から正式に営業所へと格上げされました。2023年12月には運転手不足により路線の廃止も行われました。

路線網

寝屋川営業所は、寝屋川市駅（西口）、京阪守口市駅、大日駅を主要ターミナルとして、多様な路線を運行しています。主な路線には以下のものがあります。

寝屋川守口線

寝屋川市西部と守口市を結ぶ主要路線です。寝屋川市駅と大日駅間を結ぶ系統が中心で、京阪守口市駅発着の系統も存在します。複数の系統が運行され、時間帯や曜日によって運行本数が異なります。かつては京阪京橋駅まで運行される系統もありました。

摂南大学輸送

寝屋川市駅と摂南大学を結ぶ路線です。朝と夕方のラッシュ時間帯を中心に運行され、大日駅からの直通便や各停便も設定されています。

国道線

寝屋川市西部と守口市を国道1号経由で結ぶ路線です。寝屋川市駅と大日駅間をほぼ終日運行しています。

太間公園点野線

寝屋川市駅と摂南大学、太間公園などを結ぶ路線です。寝屋川市内で完結する数少ない路線の一つです。

寝屋川茨木線

寝屋川市駅と阪急茨木市駅・JR茨木駅を結ぶ路線です。平日の一部と土休日全便を担当しています。

高柳線

寝屋川車庫から京阪萱島駅前、京阪大和田駅を結ぶ路線です。

守口南部線

守口市南部と大阪市鶴見区を結ぶ路線です。寝屋川市内は通らず、守口市内と鶴見緑地周辺を運行しています。

寝屋川音羽町線

旧タウンくる路線で、京阪香里園と寝屋川市駅を結ぶ路線です。寝屋川市役所を経由する系統と経由しない系統があります。

廃止路線

過去には、枚方寝屋川線、守口上新庄線、京阪急行線、寝屋川北部線など多くの路線が運行されていましたが、現在は廃止されています。これらの路線は、時代の変化や利用状況の変動などによって廃止されたと考えられます。

車両

寝屋川営業所には、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車製の車両が配置されています。かつては中型車が中心でしたが、近年は摂南大学関連の路線の需要増加に伴い、大型車や中型長尺車の導入が進んでいます。

まとめ

京阪バス寝屋川営業所は、寝屋川市とその周辺地域において重要な公共交通機関としての役割を担っています。歴史と変遷、そして現在の路線網を理解することで、地域の交通事情をより深く知ることができるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。

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