京阪京都交通西京営業所:京都西京区のバス路線を支える拠点
営業所の概要
京阪京都交通西京営業所は、
京都府京都市西京区に位置する
京阪京都交通の拠点です。営業所内には西京車庫停留所があり、
京都市内西部地域におけるバス運行の中心的な役割を担っています。2008年10月18日、中山営業所から現在の場所に移転しました。中山営業所は、旧京都交通時代の営業所を引き継いだものでした。
営業所略称
京阪グループ共通バスカードにおいて、中山営業所時代は略称「ナヤ」として表示されていました。西京営業所への移転後、略称は「ニシ」に変更されましたが、サービス終了まで実際には「ナヤ」のままだったという歴史があります。
運行路線
西京営業所は、京都駅、阪急
桂駅、JR桂川駅と西京区内各地を結ぶ多数の路線を運行しています。特に
桂坂ニュータウン地区は、
京阪京都交通の主要エリアとして多くの路線が行き交っています。一部路線は亀岡営業所と共同で運行管理されています。夜間は桂坂の操車場と各営業所間で回送運行が行われます。
2023年10月23日には、運転士不足の影響で一時的に一部便の運休がありましたが、2024年1月29日には全便の運行を再開しています。
一般路線
西京営業所から運行されている一般路線は、
京都市西京区内の広範囲をカバーしており、利用者の利便性向上に貢献しています。主要なターミナル駅へのアクセスはもちろんのこと、地域住民の生活道路としても重要な役割を担っています。亀岡営業所との共同運行路線も多く、広域的な交通網の形成にも貢献しています。
洛西発着路線
洛西エリアをカバーする路線も運行。土休日運行の路線や平日朝のみの運行路線など、運行頻度や運行日時は路線によって異なります。これらの路線は、洛西地域の生活道路として、また観光客のアクセス手段としても重要な役割を担っています。
桂坂中央発着路線
桂坂ニュータウン地区からの路線は、特に本数が多いのが特徴です。京都駅や
桂駅への直通便に加え、京大桂キャンパスやイオンモール京都桂川へのアクセス路線も充実しています。これらの路線は、ニュータウン住民の生活の利便性を高め、地域の活性化にも貢献していると言えるでしょう。
イオンモール京都桂川線
イオンモール京都桂川へのアクセス路線も充実。土休日運行の路線や平日運行の路線などがあり、ショッピング客の利便性向上に貢献しています。
京都リサーチパークへの直通路線も運行。平日のみ運行されています。
高速路線
亀岡営業所との共同運行路線。
京都先端科学大学(京都亀岡キャンパス、京都太秦キャンパス)へのアクセス路線です。京都縦貫道を利用した高速路線で、大学へのアクセス時間を大幅に短縮しています。学生用の回数券も販売されています。
明治国際医療大学へのアクセス路線。京都縦貫道を利用した高速路線です。大学付属病院や鍼灸センターの休診日は運休となります。
美山ネイチャー号
京阪
樟葉駅前と南丹市美山町を結ぶ季節運行の高速バスです。かつては
桂駅東口を発着していましたが、現在は京阪
樟葉駅発着で、阪急
西山天王山駅を経由するルートに変更されています。春と秋、そして冬季にも運行されるようになりました。
龍谷大学瀬田キャンパスへのアクセス路線。
滋賀県大津市にある
龍谷大学瀬田キャンパスへのアクセスを目的として開設されました。休校日は運休です。
シャトルバス
(廃止路線)
廃止路線
かつて運行されていた路線についても記載。これらの路線は、それぞれの地域や大学のニーズに対応した運行を行っていましたが、様々な要因により廃止に至りました。これらの廃止路線の情報も、地域の交通史を知る上で重要な資料となります。
使用車両
西京営業所の車両は、多くが元
京阪バスの車両や自社購入車両です。車番の頭文字は「N」で、これは西京営業所のローマ字表記「Nishikyo」の頭文字に由来しています。中山営業所時代から使用されている頭文字ですが、中山営業所のローマ字表記の頭文字も「N」であったため変更されていません。
まとめ
京阪京都交通西京営業所は、
京都市西京区の交通を支える重要な拠点です。多様な路線を運行し、地域住民の生活や観光客のアクセスに貢献しています。本記事では、現在の運行路線だけでなく、歴史や廃止路線についても紹介することで、西京営業所の役割と歴史を深く理解できるよう努めました。今後の更なる発展と地域の交通網への更なる貢献が期待されます。