人工少女 〜変身セックスアンドロイド〜

『人工少女 〜変身セックスアンドロイド〜』は、2009年に発表されたアダルトアニメーション作品です。前編と後編の二部構成で、後に再編集版も発売されました。この作品は、オタクの主人公が変身能力を持つアンドロイドを手に入れ、欲望のままに性的な快楽を追求するという、刺激的な内容となっています。

ストーリー

コンビニエンスストア「Vanilla」で働くオタクの少年、拓也は、人気コスプレイヤーのスズシロナズナの大ファン。ある日、ナズナのサイン会からの帰り道、彼はコンビニの店員であるスズナとぶつかります。その際、ナズナのDVDを落としてしまい、それを拾った謎の老人から返してもらいますが、実はDVDが入れ替えられていました。家に帰ってDVDを再生しようとした拓也が見たものは、ナズナのDVDではなく、胎児のような生物と一枚の説明書でした。説明書によると、それはセクサノイド・セリであり、どんな姿にも変身して使用者に尽くすというのです。

セリはすぐに少女の姿に成長し、拓也を「ご主人様」と呼び、彼の望むままに変身を繰り返します。拓也はセリとの性行為に溺れていきますが、セリの使用期限は一週間しかありませんでした。

登場人物

拓也
声 - 井上淳
本作の主人公。コンビニ「Vanilla」の店員で、オタク少年。妄想癖があり、手に入れたセクサノイド・セリを使って様々な性的シチュエーションを体験します。苗字は「ひらお」であることが示唆されていますが、漢字表記は不明です。

セリ
声 - 塙ふみ
変幻自在の女性型アンドロイド。自らをセクサノイドと称します。細胞配列を変化させることで、どんな姿にでも変身でき、拓也の性的妄想を満たすために様々なアニメヒロインや、スズナ、さらには勤務先の店員やアイドルに姿を変えます。アメーバから火星人まで変身できるという高い自由度を持ち、体の大きさを変えたり、両性具有になることも可能です。

スズナ/スズシロナズナ
声 - 一宮久恵
コンビニ「Vanilla」の店員で、メガネをかけた女性。実は拓也が熱狂的なファンである人気コスプレイヤー、スズシロナズナ。拓也のことを「変態」と呼んでいますが、ナズナとしてサイン会に現れた際に、胸のホクロがきっかけで正体がバレてしまいます。

主任
声 - 末広日菜子
コンビニ「Vanilla」の女主任。巨乳で、その言動から経営能力を疑問視されています。既婚者で子供がいることが示唆されており、拓也はセリを彼女の姿に変身させ、性行為を行います。

謎の老人
声 -（クレジット表記なし）
前編の冒頭に登場する正体不明の老人。拓也とスズナがぶつかった際に、DVDケースを入れ替えた人物。拓也にセクサノイドのセリを渡した意図や、その正体は最後まで不明のままです。

ストーカー
声 -（クレジット表記なし）
スズナの正体を暴こうとするストーカー。ブログで情報を公開しようとしますが、セリの活躍によって阻止されます。

コトミ
声 - 茂木聡子
前編に登場する、拓也の幼少期の憧れの人。拓也はセリにコトミの姿に変身させ、性行為を疑似体験します。

スタッフ

監督・演出・絵コンテ・キャラクターデザイン・作画監督: 三村惣月
シリーズ構成: 小林秀朗
脚本: 三村惣月（前編）、小林秀朗（後編）
美術監督: せいほう堂
色彩設計・色指定: 黒猫
撮影監督: 田神悠宇
音響監督: 吉田知弘
音楽: Yoshi 他
プロデューサー: 枇把島ひゆう、二木力
アニメーションプロデューサー: 康芳朗
アニメーション制作: Y.O.U.C
* 製作: デジタルワークス

他作品での登場

本作に登場する謎の老人は、同じレーベルのアダルトアニメ『透明人間』『透明人間R』にも登場し、主人公に透明になる薬を渡す役を演じています。また、『R』には拓也とスズナもモブキャラクターとして登場し、コンビニ「Vanilla」も共通の舞台となっています。

『人工少女 〜変身セックスアンドロイド〜』は、オタクの欲望とアニメへの愛を過激に表現した、異質なアダルトアニメ作品です。

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