今井智基

今井智基選手のプロフィールとキャリア

基本情報

今井智基（いまい ともき）は、1990年11月29日生まれのプロサッカー選手で、千葉県市川市が出身地です。彼のポジションはディフェンダーで、主にサイドバックとしてプレーしています。

サッカー歴の始まり

今井選手は中学校時代にFC東京U-18のセレクションに参加し、その際にサイドバックとして評価を受けることとなります。しかし、彼はその当時FWとしてのプレーに強いこだわりを持っていたため、大宮アルディージャユースへと進むことになります。大宮ユースではFWとしてプレーし活躍を見せましたが、トップチームへの昇格は叶わず、中央大学に進学しました。

大学進学後、彼は2年時にサイドハーフとしてプレーし、最終的には人材不足によりサイドバックにポジションを変更しました。この転機が彼のキャリアにとって大きな意味を持つことになります。サイドバックへの転向後は、俊足を活かし50メートル6秒0のタイムを記録、さらにフィジカルの強さを武器に多くの試合で活躍しました。3年時には全日本大学選抜に選ばれ、4年次にはリーグ戦のベストイレブンにも選出されるほどの才能を発揮しました。

しかし、大学時代には指導者から「J1でやれる実力はない」との評価を下され、競輪選手への転向を勧められることもありました。

プロキャリアのスタート

2013年、今井選手は大宮アルディージャに入団し、ユース時代を過ごした古巣に戻ります。その後、2014年4月には日本代表候補合宿に初めて選出され、注目される存在となりました。

2015年6月にはポジション争いにより出場機会が減少し、柏レイソルに完全移籍しました。この移籍後も、彼は松本山雅FCを経て、2020年1月には同クラブとの契約を解除。海外移籍を希望するようになり、2020年2月11日にはオーストラリアのAリーグであるウェスタン・ユナイテッドFCとの契約が発表されました。

所属クラブの概要

• - ユース経歴

- 市川KIFC
- 市川カネヅカSC
- 2006年 - 2008年: 大宮アルディージャユース
- 2009年 - 2012年: 中央大学

• - プロ経歴

- 2013年 - 2015年6月: 大宮アルディージャ
- 2015年6月 - 2018年8月: 柏レイソル
- 2018年8月 - 2020年1月: 松本山雅FC
- 2020年2月 - 現在: ウェスタン・ユナイテッドFC

個人成績とタイトル

今井選手の公式戦デビューは2013年3月20日のナビスコ杯予選リーグ第1節、対ジュビロ磐田戦でのことでした。その後、Jリーグでは同年3月30日、鹿島アントラーズ戦で公式戦初出場を果たし、2013年7月13日には横浜F・マリノス戦で初得点を記録しました。

また、クラブとして松本山雅FCでは2018年にJ2リーグでの優勝を経験し、個人では関東大学サッカーリーグ戦1部のベストイレブンに選ばれるなどの実績も残しています。

まとめ

今井智基選手は、サイドバックとしてその原動力とスピードでチームの守備に貢献するだけでなく、攻撃にも絡める選手です。彼のキャリアは多くの転機と挑戦に満ちていますが、それを乗り越えて成長する姿勢は多くのサッカーファンにとっても魅力的な存在となっています。

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