今井美希

今井美希：日本の女子走高跳のエース

今井美希（いまい みき）は、1975年5月30日生まれの日本の女子走高跳選手です。出身地は愛知県名古屋市で、身長174cm、血液型はB型です。彼女は、陸上競技の分野で数々の輝かしい成績を収めた選手として広く知られています。彼女の競技キャリアは、愛知県立瑞陵高等学校や中京女子大学（現・至学館大学）での学生時代を経て、ミズノトラッククラブに所属して活動していました。

競技成績のハイライト

今井美希が特に注目されるのは、2001年9月15日に横浜市で行われたスーパー陸上において、1メートル96センチの日本新記録を樹立したことです。この記録は、彼女の競技人生における一大ハイライトとなりました。日本選手権では、1995年、1998年、1999年、2001年、2003年、2004年の6度にわたり優勝し、日本学生陸上競技対校選手権大会（日本インカレ）では1995年から1997年にかけて3連覇を達成しました。

また、2000年にはシドニーオリンピックに日本代表として出場し、その後も様々な国際舞台での経験を積みました。具体的には、1995年にユニバーシアード福岡で4位、アジア選手権ジャカルタで2位、1998年には日中対抗室内陸上（北京）で優勝するなど、その活躍は目を見張るものがあります。

引退後の活動

2005年9月25日の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会を最後に、今井は競技の第一線から退きます。しかし、彼女の陸上に対する情熱は冷めることなく、現在は至学館大学の健康科学研究所の研究員として活動しつつ、陸上競技部の跳躍コーチを務めています。彼女は、後輩たちに対して自身の経験を活かしながら指導を行い、次世代の選手育成にも力を注いでいます。

趣味について

今井美希の趣味は、盆栽です。彼女は気持ちが焦っていたときに緑地公園で「緑の中でいると落ち着く」ということに気が付き、盆栽を始めるようになったとのことです。彼女が手入れしているのは、本格的なものではなく、自分のお気に入りの盆栽2鉢ほどで、その他の多忙な生活の中に静かな趣味を取り入れることで心の平穏を保っています。

さらに、今井美希は同姓同名の歌手である今井美樹との名前の違いをネタにして楽しむこともあるようです。

今井美希は、競技生活を経て、指導者として新たな道を歩んでいます。彼女の経験や知識は、多くのアスリートたちにとって貴重なものとなり、今後の陸上界にも良い影響を与えていくことでしょう。

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