今村ねずみ

今村ねずみについて

今村ねずみ（いまむら ねずみ、1958年6月11日生）は、日本の舞台芸術界で非常に影響力のある俳優および演出家であり、THE CONVOYの主宰者として名を馳せています。彼の本名は今村昌宏で、北海道出身です。高校を卒業後、彼は東京に移り住み、演劇の世界でのキャリアをスタートさせました。最初のステップとして「夢の遊眠社」に2年間在籍し、その後、タップダンサー募集の広告を見て応募し、合格。赤坂のTap Tipsに所属して、タップの技術を磨き、修行を重ねました。

彼は1985年4月から半年間、著名なテレビ番組「いいとも」の青年隊の2代目メンバーとして活動しました。Tap Tipsでは、タップダンサーだけでなくウェイターとしても働き、年間300日に及ぶ厳しい公演を行っていました。そんな中で、彼自身のショーを開催する機会を得ると、それが「THE CONVOY SHOW」の始まりとなりました。1986年、今村は仲間の瀬下尚人や石坂勇らと共に正式にTHE CONVOYを立ち上げ、自ら主宰者となります。

THE CONVOYは、そのユニークなスタイルとパフォーマンスで広く知られ、今村は作・構成・演出・振付まで手掛けることで、彼の多才な才能を発揮しました。2006年には、韓国版「ATOM」でのロングラン公演にも成功を収め、国際的な活動の幅を広げました。また、2013年から2018年まで、プリンスアイスワールドの演出も手がけ、アイスショーの新たな地平を切り開きました。

略歴と受賞歴

今村は、キャリアを通じて数多くの舞台や映画に出演してきました。中でも、映画「菊次郎の夏」（1999年）では重要な役を演じ、その演技力が評価されました。彼はまた、ラジオドラマやテレビ番組にも多数出演し、幅広いジャンルでの経験を積んでいます。

1999年には、日本映画テレビプロデューサー協会主催の第12回ザ・ヒットメーカー99で演劇部門を受賞し、2010年には第35回菊田一夫演劇賞を受賞しました。これらの受賞歴は、彼の演劇界への貢献と卓越した才能を証明するものです。

最新の活動

近年においても、今村は多様なプロジェクトに参加しています。2019年には、STU48の船上公演に参加し、若手アーティストとのコラボレーションを通じて新しい表現方法を模索しています。今村ねずみは、その創造力と情熱で、これからも舞台芸術の発展に寄与し続けることでしょう。彼の作品や活動は、観客たちに新たな感動と思い出を提供し続けています。

もう一度検索