今治明徳中学校・高等学校矢田分校

今治明徳中学校・FC今治高等学校里山校について

愛媛県今治市に位置する今治明徳中学校とFC今治高等学校里山校は、同一の校舎内で運営される私立の教育機関です。これらの学校は学校法人今治明徳学園により設立され、中高一貫教育の形式をとっているものの、中学生から高校に進学する際には一般の受験が求められます。これは他の併設校とは異なり、特別な選考制度がないためです。志望する中学生は、入試を通じて進学を決める必要があります。

沿革

校の歴史は1993年に高等学校の矢田分校が開校したことから始まります。1995年には中学校が開校され、1997年には中学校の初の卒業生が巣立ちました。時間が経つにつれ、2009年には中学校の入学定員が40名から80名に増員され、新しい校舎も完成しました。2016年には高等学校の入学定員も同様に見直され、2024年に「FC今治高等学校里山校」に改称されることが決まりました。また、同年には学校法人立命館との共同研究会の設立も促進されるなど、教育の質を高めるための取り組みも行われています。

学校生活と行事

今治明徳中学校及びFC今治高等学校里山校では、多彩な行事やイベントが用意されています。中学校では、春の入学式から始まり、夏期の課外授業や運動会、修学旅行など、学生生活を彩るさまざまなイベントが催されます。特に冬季の百人一首競技かるた大会やビブリオバトルなどは、生徒たちの伝統や学びを深める貴重な機会となっています。高校では新入生歓迎会や文化祭などの行事を通して、学生同士の交流が図られています。

部活動

部活動は生徒達の個性を伸ばす重要な活動の一部です。FC今治高等学校里山校には、サッカー部やバスケットボール部、剣道部など多様なクラブが存在し、特にサッカー部は地域でも名の知られたチームです。一方で、中学校側もサッカー部のほか、合唱部や茶道部など、文化的な活動にも力を入れています。

学生の成果と進学実績

部活動の成果は目を見張るものがあり、特に硬式テニス部は全国大会や四国大会での出場経験があります。合唱部も全国大会での金賞受賞歴を持つなど、生徒たちの努力が垣間見えます。また、進学実績に関しては中学校の卒業生の多くが愛媛県立今治西高等学校や愛光高校に進学しており、他にも難関校への進学も実現しています。

平和学習

FC今治高等学校里山校では、地域的な特性を生かして平和学習にも力を入れています。今治市内の歴史に基づく戦争や空襲に関する情報を全国に発信しており、メディアでも取り上げられることもあるなど、社会貢献に努めています。

交通アクセス

学校へのアクセスは、今治駅からせとうちバスを利用し、明大前停留所で下車するのが一般的です。自転車での通学者は約20分、徒歩の場合は約40分で到達できます。

まとめ

今治明徳中学校とFC今治高等学校里山校は、地域に根付いた教育を提供し続ける素晴らしい機関であり、これからの教育のあり方を考える上で大変重要なモデルケースでもあります。

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