今町駅

今町駅（いままちえき）は、かつて宮崎県都城市五十町に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）志布志線の駅でした。志布志線の全線廃止に伴い、1987年（昭和62年）3月28日にその役割を終え、廃駅となりました。

歴史

今町駅は、大正時代にその歴史をスタートさせました。

1923年（大正12年）1月14日：開業。
1959年（昭和34年）12月25日：貨物の取り扱いを廃止。
1963年（昭和38年）4月10日：荷物扱いを廃止。同時に、列車交換設備も撤去されました。
1965年（昭和40年）10月1日：駅員が配置されない無人駅となりました。
1978年（昭和53年）3月：駅舎が改装されました。
1987年（昭和62年）3月28日：志布志線の廃止に伴い、今町駅も廃駅となりました。

駅構造

廃止時、今町駅は片面ホーム1面1線のみを有する、列車交換が不可能な構造の駅でした。しかし、かつては相対式ホーム2面2線を有する交換可能駅であり、その名残として、使用されなくなったホームの跡が残っていました。晩年は無人駅としてひっそりと佇んでいました。

戦後間もなく建設された、小柄なコンクリート製の駅舎は、無人化後も廃止されるまでその姿をとどめていました。

駅周辺

駅の跡地は、現在、鉄道記念公園として整備され、当時のホームや駅名標などが保存されています。また、国鉄C12形蒸気機関車の64号機が静態保存されており、往時の姿を偲ぶことができます。

隣の駅

廃止時点での、日本国有鉄道 志布志線の隣の駅は以下の通りでした。

西都城駅 - 今町駅 - 末吉駅

脚注

(省略)

関連項目

廃駅
日本の鉄道駅一覧

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