今野玲央(こんの れお)は、
1998年2月5日生まれの日本の男性
箏曲家であり、アーティスト名LEO(レオ)としても知られています。
神奈川県横浜市出身で、日本人の母親とアメリカ人の父親を持つハーフです。3歳の時に両親が離婚し、横浜インターナショナルスクールで小中高時代を過ごしました。
9歳の時、音楽の授業で箏に出会い、同校の音楽教師であり箏演奏家であったカーティス・パターソン氏に英語で箏の手ほどきを受けました。その後、15歳で沢井一恵氏に師事し、本格的に箏の道を歩み始めます。
2014年には、16歳という若さで第20回くまもと全国邦楽コンクールにおいて最優秀賞と
文部科学大臣賞を受賞し、コンクール史上最年少受賞者となりました。この才能が認められ、2017年にはアーティスト名LEOとして
日本コロムビアから1stアルバム「玲央1st」でメジャーデビューを果たします。同年には
東京芸術大学音楽学部邦楽科に入学し、現代
箏曲の第一期生として新たな音楽の可能性を探求しました。
今野玲央は、伝統的な
箏曲の演奏に留まらず、現代音楽の要素を取り入れた革新的な演奏スタイルを確立しています。彼の演奏は、国内外で高い評価を受けており、様々なコンサートやメディアで活躍しています。
経歴
2012年:第30回全国小中学生箏曲コンクールグランプリ受賞。
2014年:第20回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞・
文部科学大臣賞受賞。
2015年:第2回国際平和コンサートに出演。東京芸術劇場で箏コンチェルトのソリストを務める。
2016年:
五嶋みどり設立のみどり教育財団の招待で
ニューヨークワークショップツアーを開催。
2016年:第23回賢順記念全国箏曲コンクール銀賞を受賞。
2017年:アーティスト名LEOとして
日本コロムビアから1stアルバム「玲央1st」でメジャーデビュー。
2019年:第29回出光音楽賞を受賞。
2019年:第68回神奈川文化賞未来賞を受賞。
ディスコグラフィー
CDアルバム
1st「玲央 1st」COCJ-39898(2017/03/08発売)
讃歌
テイク・ファイブ
春の海
斜影
百花譜
トルコマーチ
十七絃箏のための さくら変奏曲
2nd「玲央 Encounters:邂逅」COCJ-40413(2018/08/01発売)
邂逅 −六段とSerenadeによる−
箏のためのアラベスク
三つの詩曲 第1楽章
三つの詩曲 第2楽章
三つの詩曲 第3楽章
土声 第1楽章
土声 第2楽章
ファンタジア
鏡
One Summer's Day(あの夏へ)
3rd「玲央 RE BORN」COCJ-40836(2019/06/05発売)
千のナイフ
風のとおり道
星に願いを
スペイン
虹の彼方へ
4th「In A Landscape」COCQ-85523(2021/03/24発売)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番より アルマンド
涙のパヴァーヌ
竜
みだれ
無伴奏チェロ組曲 第1番より プレリュード
塔〜「版画」より
1919
Electric Counterpoint III.Fast
In a Landscape
5th「藤倉大:箏協奏曲」COCQ-85538(2021/09/29発売)
箏協奏曲
つき
芯座
竜
映像作品
ライヴDVD「玲央 LIVE:二十歳の邂逅」COBA-7053(2018/11/28発売)
メディア出演
テレビ
「にっぽんの芸能」くまもと全国邦楽コンクール受賞曲演奏(2014年7月、NHK Eテレ)
「
情熱大陸」(2018年4月15日、MBSテレビ)
「ミュージックステーション」(2019年12月27日、テレビ朝日)
「
題名のない音楽会」(
テレビ朝日)
「第71回NHK紅白歌合戦」(2020年12月31日、NHK総合テレビ、NHK BS4K、NHK BS8K、NHK第1放送)ゆずの伴奏
ラジオ
「邦楽ジョッキー」ゲスト出演/スタジオ生演奏(2017年9月、NHK-FM 放送)
今野玲央は、伝統と革新を融合させた独自の音楽世界を創り上げ、次世代の箏曲界を牽引する存在として、今後の活躍が期待されています。
外部リンク
公式ウェブサイト
LEO(今野玲央) - 日本コロムビア
LEO(今野玲央) (@leonokoto) - X(旧Twitter)
LEO (@leokonn0) - Instagram
LEO - YouTubeチャンネル