仙台カップ国際ユースサッカー大会

仙台カップ国際ユースサッカー大会

仙台カップ国際ユースサッカー大会は、宮城県仙台市で例年開催されていた、19歳以下または18歳以下のナショナルチームによる国際サッカー大会です。南米、欧州、東アジアの4か国が参加し、総当たりリーグ戦で順位を決定していました。略称は「仙台カップ」で、現在は開催が中止されています。

大会の概要

2002年に開催された「FIFAワールドカップ」で、宮城県が会場の一つとなり、イタリア代表が仙台市でキャンプを行ったことを記念して、2003年に第1回大会が開催されました。第1回大会には、ワールドカップ優勝国のブラジル代表、イタリア代表、日本代表、そして東北地方の高校生選抜チームが参加し、ブラジルが優勝しました。

その後、第3回大会からはクロアチア代表、第4回大会以降はフランス代表が参加するようになり、南米と欧州の強豪国、そして日本と東北が対戦する構図となりました。第6回大会からは、東北選抜チームに代わり韓国代表が参加するようになり、全ての参加チームがナショナルチームとなりました。

元ベガルタ仙台監督の清水秀彦氏が東北選抜チームの監督を務めていましたが、現在は大会のアンバサダーとなっています。

2011年の東日本大震災の影響で大会は中止となり、2012年も復興費用を優先するため予算が見送られ、2年連続で中止となりました。2013年以降の大会開催についても、運営費の負担や観客数の伸び悩みなどの課題があり、再開の目処は立っていません。

FIFA U-20ワールドカップとの連動

仙台カップは、「FIFA U-20ワールドカップ」の予選を兼ねる「AFC U-19選手権」と連動していました。「AFC U-19選手権」が開催される前年には18歳以下、開催年には19歳以下の選手が出場資格を有していました。同様の連動はSBSカップ国際ユースサッカー大会でも行われており、両大会は若手選手にとって重要な国際大会となっています。

仙台カップは、全ての参加チームがナショナルチームであるという点で、日本で開催される他のユース世代の国際大会とは異なっています。

会場

試合は、2002年のFIFAワールドカップでイタリア代表がキャンプを行ったユアテックスタジアム仙台で行われていました。大会期間中は、スタジアムをホームとするベガルタ仙台とソニー仙台FCはアウェイ戦が組まれていました。

歴代出場選手

過去には、多くの有名選手が仙台カップに出場しています。

2003年（第1回）
レナン・ブリト
ジエゴ・アウヴェス
イウシーニョ
ウイルソン
松井謙弥
西川周作
水本裕貴
平山相太
エミリアーノ・ヴィヴィアーノ
マルコ・モッタ
ミケーレ・カニーニ
ダニエレ・ガッロッパ
萬代宏樹（東北選抜）
山本脩斗（東北選抜）

テレビ中継

大会のテレビ中継は、ミヤギテレビが担当していました。当初は全試合放送していましたが、徐々に放送規模が縮小されました。これは、平日夜の試合が増えたことや、ミヤギテレビのスポーツ中継のスケジュールが過密になったことが原因と考えられます。

大会日程

大会は、9月第2土・日に開催されていました。同時期には仙台市都心部で定禅寺ストリートジャズフェスティバルが開催されていましたが、両者の間で共同イベントは行われていませんでした。

関連情報

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* 仙台カップ国際ユースサッカー大会公式サイト

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