仙台ターミナルビル

仙台ターミナルビル株式会社

仙台ターミナルビル株式会社は、宮城県仙台市青葉区に本社を構える企業で、JR東日本の連結子会社として知られています。この会社は1976年に設立され、以降は新仙台駅の高架下に商業施設を建設・運営する中心的な役割を果たしてきました。

当初、資本金6億円で創立され、仙台市や宮城県、地元の商工会議所が出資者として名を連ねていました。1978年の3月18日には、ショッピング施設「エスパル」の本店がオープンし、同時に300台収容可能な屋上駐車場も設けられました。これによりエスパルは着実に売上を伸ばし、会社の経営も安定を図ることができました。

エスパルの開業後、1985年には仙台ターミナルビルがホテル事業に乗り出す決定が下され、資本金を18億円に増資。1988年には、JRグループとして初となるホテルメトロポリタン仙台がオープンしました。このホテルは、駅ビル運営会社がホテルを併営する新たな試みであり、地域における観光やビジネスの拠点として重要な役割を果たしています。

2001年度からは、JR東日本グループの駅ビル事業の再編成が行われ、仙台ターミナルビルは事業推進のための部門を新設。これにより、福島、郡山、山形に位置する駅ビルを次々に吸収合併し、ショッピング部門の名称を「エスパル」に統一しました。現在、仙台ターミナルビルはショッピング施設として5店舗、ホテルとして4店舗を運営しています。

特に注目すべきは、2016年に始まった農業事業です。この事業では、せんだい農業園芸センターを運営し、地域の農業推進を目指しています。トマト狩りや果物狩りといった収穫体験も提供しており、地域の人々や観光客に新たな価値をもたらしています。

仙台ターミナルビルの事業内容

ショッピング部門

• - S-PAL仙台（本館・東館）
• - S-PAL郡山
• - S-PAL福島
• - S-PAL山形
• - S-PAL II
• - S-PALいわき

ホテル部門

• - ホテルメトロポリタン仙台
• - ホテルメトロポリタン仙台イースト
• - ホテルメトロポリタン山形
• - JR東日本ホテルメッツ福島
• - ホテルB4Tいわき

オフィス部門

• - JR仙台イーストゲートビル

共同受託事業

• - せんだい農業園芸センター

沿革

仙台ターミナルビルの歴史は多くの重要な節目を迎えています。1976年に設立され、その後約50年にわたり成長を続けており、地域経済において重要な役割を果たしています。ショッピング、宿泊、農業の分野で多岐にわたる事業を展開し、今後も地域貢献を目指して活動を続けていくことでしょう。

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