仙台国際ハーフマラソン大会

仙台国際ハーフマラソン大会

仙台国際ハーフマラソン大会は、宮城県仙台市で開催されるハーフマラソンを中心とした国際的な陸上競技大会です。「杜の都ハーフ」という愛称で広く知られており、毎年多くのランナーが参加しています。

大会の概要

この大会は、ハーフマラソンの他に、5kmと2kmのコースも設けられており、初心者からベテランまで、幅広い層のランナーが楽しめるようになっています。参加者数は約1万人に達し、仙台市内を舞台に活気あふれるレースが展開されます。特に、大学の陸上競技対校選手権大会でハーフマラソンが実施されなくなった近年では、学生ランナーにとって貴重な競技の機会となっています。

招待選手には、仙台市の姉妹都市・友好都市から海外の有力選手が招かれるほか、学生や実業団のトップ選手も多数参加します。そのため、レースは非常にハイレベルなものとなり、見応えがあります。

過去には、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手が優勝するなど、数々のドラマが生まれてきました。

コース

ハーフマラソンのコースは、仙台市陸上競技場の東側をスタートし、仙台市中心部を巡るコースとなっています。定禅寺通で最初の折り返しを行い、その後、卸町通で2回目の折り返しを経て、仙台市陸上競技場がゴールとなります。以前は、仙台市陸上競技場をスタートし、東部流通団地や長町地区、仙台市中心部を巡るコースでしたが、2007年に現在のコースに変更されました。また、かつては大崎八幡宮前を経由していましたが、コース変更により現在は通過しません。

大会の歴史

1991年3月17日に第1回「仙台ハーフマラソン大会」としてスタートしました。当初は3月上旬から中旬に開催されていましたが、2005年に国際大会化された際に「仙台国際ハーフマラソン大会」に名称を変更し、開催時期も7月上旬に変更されました。その後、2006年からは5月中旬の開催となっています。

車いすの部は2001年から同時開催となり、2003年からは正式競技となりました。スタート地点は毎年異なり、距離も年々長くなっていましたが、ゴール地点はハーフマラソンと同じ勾当台公園市民広場でした。

2011年には、東日本大震災の影響により、第21回大会が中止となりました。その後、2012年の第22回大会からは、仙台市民マラソンと統合・再編され、1万人規模の国際大会としてリニューアルされました。

2020年には、新型コロナウイルス感染症の拡大により、第30回大会が中止となりました。

大会運営

仙台市や仙台市スポーツ振興事業団、宮城陸上競技協会などが主催となり、多くの企業や団体が後援として大会を支えています。

テレビ中継は、東北放送を制作局としてTBS系列局で生中継されます。また、ラジオ中継も宮城県ローカルで実施され、テレビと同時実況が行われます。

その他

この大会は、仙台市で開催される他の主要なスポーツイベントとも関連があります。

全日本大学女子駅伝対校選手権大会（杜の都駅伝）: 仙台市で開催される大学女子駅伝の日本一決定戦です。
全日本実業団対抗女子駅伝競走大会: 2011年から仙台市で開催されている実業団女子駅伝の日本一決定戦です。

関連情報

公式サイト: 仙台国際ハーフマラソン大会
TBC[東北放送]]: [仙台国際ハーフマラソン大会 - tbc東北放送
公式X(旧Twitter): @sendai_half
公式[Facebook]]: [仙台国際ハーフマラソン大会

仙台国際ハーフマラソン大会は、仙台の街を舞台に、市民ランナーからトップアスリートまでが一体となって楽しめる一大スポーツイベントです。

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