仙台基督教会

仙台基督教会について

仙台基督教会は、宮城県仙台市青葉区に所在するキリスト教の教会であり、日本聖公会東北教区の主教座聖堂としての役割を担っています。東北教区は、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の東北6県を管轄しています。

東北教区の始まり

東北地方における日本聖公会の宣教活動は、19世紀末に北東京地方部（現在の北関東教区）のジョン・マキム監督によって派遣された伝道師団が福島県で始めたことに端を発します。その後、1894年にはH・J・ジェフリース長老が仙台に派遣され、伝道集会、裁縫学校、幼稚園、日曜学校などを通じた宣教活動が展開されました。

1901年には教会会館が、1905年には礼拝堂が完成し、アメリカ聖公会のN・S・ビンステッド主教が東北地方部の監督として着座しました。この頃、教勢は大きく拡大しました。

しかし、第二次世界大戦前後には、宣教師たちの退去や教区解散などの困難に直面しました。戦後は、自給自足の取り組みを進め、復興を遂げました。

仙台基督教会の歴史

戦災で焼失した主教座聖堂の再建は、戦後復興の大きな課題でした。1965年には、新礼拝堂として大聖堂が完成し、青森県弘前市に移っていた主教が仙台に戻りました。1991年には、大聖堂で東北教区宣教100周年を記念する大礼拝が執り行われました。

その後、戦後すぐに建てられた聖堂の老朽化が進んだため、再建計画が立てられました。2011年3月の東日本大震災では、会館が災害対策本部として利用されました。そして、2014年に現在の新しい聖堂が完成しました。この新しい聖堂は、仙台の主要道路である定禅寺通に面しており、コンサートや講演会などの地域貢献活動にも積極的に利用されています。

現在の仙台基督教会

仙台基督教会の所在地は、仙台市青葉区国分町2-13-15です。現在の牧師は司祭ヨハネ八木正言、主教はヨハネ加藤博道が務めています。

主日礼拝は、以下のスケジュールで行われています。

7:00am 主日早朝聖餐式
10:30am 第2主日聖餐式
10:30am 日曜学校（子ども礼拝）

参照項目

日本聖公会東北教区

外部リンク

オフィシャルサイト
仙台基督教会（日本聖公会東北教区）：Facebook

仙台基督教会は、歴史と伝統を継承しつつ、地域社会に開かれた教会として、その役割を果たし続けています。

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