令和のダラさん

令和のダラさん

概要

『令和のダラさん』は、ともつか治臣によって創作された日本の漫画で、2022年3月30日からウェブコミック配信サイト『ComicWalker』で月刊連載が行われています。本作は、半人半蛇の恐ろしい怪異「屋跨斑」と、その存在を恐れない姉弟の日常を描いたオカルトコメディです。
作品の初期には、オカルト板において話題を呼んだ「姦姦蛇螺」を元ネタにしたものでしたが、商業連載に際して名前が変更されました。
そのユニークな設定とストーリー展開で、ホラー部門での漫画総選挙1位を獲得し、他にも数々の賞にノミネートされています。2026年にはテレビアニメとしての放送が予定されています。

あらすじ

物語は、現代のとある山間の町が舞台です。この地方には、かつて「屋跨斑」と呼ばれる怪異が人々を恐怖に陥れたという伝説があります。西の山は禁足地とされており、そこを侵した者は祟りに遭うと恐れられています。この禁足地を代々管理してきた三十木谷家の姉弟、日向と薫は、好奇心に駆られ禁足地に足を踏み入れます。
そこで彼らは、半人半蛇の姿を持つ「屋跨斑」との出会いを果たします。物語の中で、恐れられている屋跨斑に対し、姉弟は「ダラさん」と親しげに呼ぶことで交流を深めていく様子が描かれます。屋跨斑は、元々は人々を守るための神であり、姉弟との絆を通じてその優しい一面が見えてきますが、禁足地に対する義務感からは逃げられないという葛藤も抱えています。

登場人物

ダラさん / 屋跨斑

声 - ファイルーズあい
彼女は、下半身が大蛇で上半身に三対の腕を持つ女性の怪異です。かつては恐れられた存在ですが、その実は優しい性格を持っています。姉弟に翻弄されながらも、彼らとの日常を楽しむようになります。
生前は巫女としての力を持ち、強大な敵と戦った経験もあり、禁足地を守る役割を担っています。

三十木谷 日向

声 - 豊崎愛生
三十木谷家の長女で中学2年生。向こう見ずで胆力のある性格から、ダラさんにも物怖じせず接します。霊能力にも優れ、特殊な存在を認識できる敏感さを持っています。

三十木谷 薫

声 - 寿美菜子
三十木谷家の長男で小学5年生。兄姉に支えられ自由奔放に振る舞い、ダラさんとの絆を深めていきます。

その他のキャラクター

物語には、父母、祖父をはじめとした家族や、学校の日常を描くクラスメイトたちが登場し、姉弟の成長やダラさんとの関わりをさらに広げます。
また、村社や神社の関係者が絡むことで、地域の伝説や信仰も描かれ、物語は多層的な趣を持っています。

メディア展開

『令和のダラさん』は、2026年にはアニメ化される予定です。これまでの漫画の人気を受けて、多くのファンから期待を寄せられています。

書誌情報

この作品は、KADOKAWAから刊行されており、現在までに既刊6巻がリリースされています。各巻は、2025年までの発売予定が組まれています。また、作品の収録内容や販促情報なども公式サイトや関連メディアで公開されており、ファンにとっては見逃せない情報が多いです。

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